道教委　草の根教育実習実施要項　へき地複式教育など実習　１０月から　道教育大生対象

（道・道教委 2020-09-14付）

　道教委は、「草の根教育実習」実施要項をまとめた。道教育大学の教員志望の学生が２人１組となり、へき地・小規模校における小・中学校で「児童生徒理解やへき地複式教育を学ぶための観察実習」「地域理解につながる行事等への参加」などに臨む。実施時期は１０～１２月、実習日数は２～５日間で、教員のやりがいの再発見につなげる。

　草の根教育実習は、道教育大や市町村の地域創生部局と連携して、へき地・小規模校における草の根的な教育実習やへき地校体験実習などの体験活動を積極的に進め、教職を目指す大学生が教員のやりがいを再発見し、地域の関係人口づくりを目的とするもの。

　道教育大に在籍する学生が対象。

　へき地・小規模の小・中学校、義務教育学校において、①児童生徒理解やへき地複式教育を学ぶための観察実習②実施可能な範囲でのチーム・ティーチングや教壇実習などの教科指導③地域理解につながる行事等への参加④その他、へき地・小規模校で行う実習―に取り組む。

　実習生は各学校２人１組を基本とする。

　実習日数は２～５日間。実習生を受け入れる学校では、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら教育活動を進めていることを十分に踏まえた実習内容とする。

　道教委は９日付で、草の根教育実習の実施要項を各教育局長に通知。今後、教育局が小・中学校、市町村教委と調整して受け入れ先を選定して実施計画書を作成する。実施期間は１０月から１２月までとなっている。

(道・道教委 2020-09-14付)