３年度開校　札幌市芸術の森小　１０月中に校章決定　統合２校児童が選定作業

（学校 2020-09-18付）

気に入ったデザインに投票した

　札幌市立石山東小学校（小松靖一校長）と札幌市立常盤小学校（神坂淳校長）は１０日、令和３年度に両校が統合して開校する「芸術の森小学校」の校章を決める学級活動をそれぞれ行った。児童は、札幌市立大学芸術の森キャンパスデザイン学部の学生が考案した校章案１０作品から制作者のメッセージや色・形などを見比べながら好きなデザインに投票。校章は今後、最終選考を経て、１０月中に決定する。

　南区芸術の森地区は、石山東小と常盤小の学校規模適正化を図るため、平成２５年以降、地域住民や児童の保護者と両校の統合について検討。その結果、芸術の森地区に新しい小学校を設置することとした。

　設置場所は、芸術の森地区の地形や、子どもたちの通学への負担感等を考慮し、両校の概ね中間に所在するときわスポーツコミュニティ広場に決めた。

　また、新設校に児童会館やまちづくりセンター等を複合化するかについても検討。児童会館は子どもの安全や利便性の観点から複合化し、まちづくりセンター等については広場の立地等を理由に複合化しないこととした。

　新設校の校名は芸術の森小学校。

　今回、石山東小と常盤小は、来年度から新設校に通う児童に校章を決めてもらうため、学級活動の一環でデザインを選ぶ授業を行った。

　校章案には、両校に近い札幌市立大芸術の森キャンパスデザイン学部の学生から公募した３２作品から絞り込んだ１０作品が並び、両校の全校児童がそれぞれ気に入ったデザインに投票。児童は、各教室の黒板に掲示された校章案について、制作者のメッセージや色・形などを見比べながら好きなデザインを選択した。

　校章は今後、最終選考を経て、１０月中に決まる見通し。

(学校 2020-09-18付)