広尾高　建設団体が出前講座　地域の魅力　認識新た　経営者が「働くこと」解説

（学校 2020-09-23付）

１・２年生８６人が参加した

　【帯広発】広尾高校（小島政裕校長）で１５日、帯広市内の建設関係団体・帯広二建会（萩原一宏代表幹事）による出前講座が開かれた。１・２年生８６人が受講。管内の建設企業経営者から「十勝で働く魅力と可能性」についての説明を受け、管内産業の可能性や地域の魅力について認識を新たにした。

　出前講座は、令和元年度から建設業イメージアップ事業の一環として開講。講師は萩原代表幹事をはじめ、足寄町の斉藤井出建設㈱の斉藤和之社長、地元広尾町の拓殖工業㈱の西村司副社長らが務めた。

　講座では、はじめに十勝の魅力をデータを示しながら解説。主要産業の農業・観光業のポテンシャルの高さや新規開業の増加傾向を示し、「主要産業の活動が盛んで、道内でも住みやすい地域の上位にランクインしている」と強調。

　建設業について「各種産業を支えるためのものづくりを行っている。かかわるのは道路や建物だけでなく、地域の安全・安心や生活基盤を支えることにも貢献している」と説明した。

　このあと、地元建設業で働く魅力などを紹介し、働きがいや社会における役割などを伝えた。

　小島校長は「“働いてよかったと思うのは、感謝されたときと経営者として社員が楽しく働いているとき”という言葉をいただいた。生徒たちに、働くとは単に給料をもらうためだけではないということを伝えてもらい感謝している」と話していた。

(学校 2020-09-23付)