地元企業主催　駆け込み訓練　不審者対応など学ぶ　赤平市赤間小の１年生

（学校 2020-09-23付）

毎年、防災週間に合わせて開かれている

　【岩見沢発】赤平市内の「安全の駅」で１５日、赤間小学校（福田善之校長）の児童を対象とした子ども駆け込み訓練が開かれた。市内の建設企業・植村建設㈱が毎年防災週間に合わせて開催している市民防災体験会の中で実施しているもので、１年生２１人が参加。赤歌警察署員の指導で、不審者による声かけへの対処法を身に付けた。

　訓練では、同校ＰＴＡ会長を務める植村正人社長があいさつ。「地震や大雨、普段の登下校のときなど、一番大事なことは自分の命を守ること。きょうは、その方法を学んでほしい」と呼びかけた。

　続いて、赤歌警察署生活安全課の村上恭平生活安全係長と大北伸之主任が不審者による声かけへの対処法を指導した。実際に不審者役の大北主任が「お菓子あげるよ」「お母さんの知り合いだよ」「一緒に写真を撮ろう」などと声をかけながら児童に近づくと、児童は一目散に逃げ、安全の駅に駆け込んでいた。

　また、村上係長は、防犯標語「イカのおすし」について説明。すぐに逃げる、大きな声を出すなどのポイントを示したほか、周りの大人に助けてもらうよう伝えた。

　訓練のあと、植村建設が企画した子ども縁日で、お菓子つかみやヨーヨーつりで楽しい時間を過ごした。

(学校 2020-09-23付)