道教委 学びの重点化推進プロジェクト 教科等横断的な教育課程確立 札幌北陵高の研究実施計画(学校 2020-09-24付)
道教委の道高校「学びの重点化」推進プロジェクトの研究指定校に指定された札幌北陵高校(渋川誠人校長)の研究実施計画がまとまった。研究の重点として、学校全体で教科等横断的に生徒の資質・能力を伸ばすカリキュラム・マネジメントサイクルの確立や、教科等の授業と探究活動との学びの往還の確立を図った実践研究を展開。生徒の主体的・対話的で深い学びの推進を目指して取り組む。
プロジェクトは、道高校「未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業」の取組の一つ。SCRUM事業の成果を踏まえ、「学びの重点化」による効果的な学習指導の研究に取り組み、研究授業や研究協議等を通じて、全道的な主体的・対話的で深い学びの実現を図る。
全道4ブロックから研究指定校各1校を選出。道央は札幌北陵高が指定された。
同校は、共通の研究テーマ「カリキュラム・マネジメントを確立し、学習内容のまとめ方およびICT等の活用の工夫を図る“学びの重点化”」のもと、選択テーマに「発展的な学習を重視した“学びの重点化”」を設定した。
研究の重点は、①カリキュラム・マネジメントによって、各教科等で育成を目指す資質・能力を設定し、学校全体で教科等横断的に生徒の資質・能力を伸ばすカリキュラム・マネジメントサイクルを確立する②「主体的・対話的で深い学び」の推進によって、各教科等の授業と探究活動との学びの往還を確立する―の2点とした。
研究計画について、令和2年度は、授業改善策の検討、道高校学習状況調査の実施、取組の評価などに取り組む。研究授業や研究協議等については、今後の状況をみながら調整しつつ実施内容を企画して、実践研究に取り組む。
3年度については、年間学習指導計画等の作成に取り組むことをはじめ、公開授業週間で研究授業や研究協議の実施、研究成果報告書の作成、研究のまとめなどを計画的に行う。
ルーブリックを用いて教師と生徒が現状と目標を共有しながら授業に取り組むことで学びの改善につながることや、生徒がルーブリックを活用した自己評価を行うことで自己の取組における成果と課題を明確にし、学びに向かう姿勢を見直すことができるなどの成果を期待している。
同校では今後、学習指導の展開例について実践事例集の作成と、研究成果報告書と実践事例集等を同校ウェブページに掲載する。
(学校 2020-09-24付)
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