土木工事の魅力感じて　札幌工業高　現場を見学

（学校 2020-09-25付）

橋梁の補修方法について説明を受ける生徒たち

　札幌工業高校（太田潤一校長）の生徒は２３日、札幌建設業協会（岩田圭剛会長）が実施する現場見学会に参加した。土木科２年生６４人が、札幌市および北海道開発局札幌開発建設部が所管する２現場を訪問。札幌市発注のミュンヘン大橋補修工事では、施工を担う杉原建設㈱（八木一男社長）の職員で同校ＯＢの技術者から、入社理由や業務のやりがいなどを聞き、建設業の魅力を感じていた。

　この日は、ミュンヘン大橋のほか、札幌開発建設部発注の道央圏連絡道路南幌町南７線改良工事の現場を見学した。

　ミュンヘン大橋の現場は、橋梁の老朽化対策として橋台や橋面、塔柱部の補修を進めている。

　生徒たちは、楠木悦朗工事部長などから施工内容について説明を受けたあと、同校ＯＢで入社３年目の田中大樹さんと交流。田中さんは、自身が住む「札幌市内の道路や橋梁をつくる仕事がしたかった」と志望理由を話したほか、工事現場の週休２日の徹底によって、プライベートの時間を十分に確保できていることを説明。「自身が携わった場所を通るときに、やりがいを感じる」と話し、生徒たちに建設業の魅力を伝えた。

　現場見学会に同行した白野勝義教諭は「コロナ禍での現場見学会は大変貴重な経験になった」と感謝し、「生徒のためにも、来年度以降も現場見学会に参加したい」と話していた。

(学校 2020-09-25付)