帯広建設業協会主催の見学会参加　スケールの大きさ体感　帯広工・帯広農生徒８０人

（学校 2020-09-29付）

中島橋の工事現場を見学する生徒たち

　【帯広発】帯広工業高校（稲津誠校長）と帯広農業高校（二木浩志校長）の生徒は１５日、帯広建設業協会（萩原一利会長）主催の現場見学会に参加した。両校から約８０人が参加し、２つの現場を見学した。生徒たちは工事現場のスケールの大きさを感じるとともに、建設業が地域に果たす役割など、技術者の話に熱心に耳を傾けた。

　現場見学会は、地元高校生に建設産業を広く認識してもらうとともに、業界のイメージアップを図り、建設業への新規入職を促進するために例年開催しているもの。発注官庁である帯広開発建設部と十勝総合振興局帯広建設管理部が支援している。

　この日、帯広工業高環境土木科と帯広農業高農業土木工学科の生徒合わせて約８０人が参加。帯広開発建設部発注の芽室川西地区南かわにしファームボンドほか一連工事と帯広建設管理部発注の清川大樹線防Ａ改良中島橋下部債務工事の２現場を訪れた。

　開催に当たって、新型コロナウイルス感染症対策として例年の２倍の４台のバスを用意し移動中のソーシャルディスタンスを保った。

　中島橋の現場では発注者、コンサルタント、施工者の各担当者がそれぞれの役割を説明。平成２８年の大雨による橋梁下部の復旧工事として橋梁延伸事業を行っていることや、事業規模が約１０億円であることを伝え、緻密な計画のもと設計や施工が進められていることを解説した。

　このあと、実際に現場を見学。工事の様子を間近で観察し、構造物のスケールの大きさや地域の生活を支える建設業の役割について理解を深めた。

(学校 2020-09-29付)