旭川農業高森林科学科1年40人 森林土木への関心高め 工事現場見学会に参加(学校 2020-09-30付)
導流堤を見学する生徒たち
【旭川発】旭川農業高校(田村弘樹校長)の森林科学科1年生約40人は25日、森林土木工事現場見学会に参加した。旭川林業土木協会による森林土木分野の担い手確保に向けた取組の一環。生徒たちは積極的に質問しながら、導流堤の機能や治山事業の重要性について理解を深めるとともに、森林土木への関心を高めた。
森林土木分野の担い手確保に向けた取組の一環として、技術専攻の高校生等を対象に、国有林野事業における各種事業のうち、治山事業の現場見学会など行うもの。旭川林業土木協会が旭川農業高森林科学科の1年生を対象に実施しており、ことしで5回目。
今回は、道森林管理局上川中部森林管理署発注で新谷建設㈱が施工する美瑛町内の十勝岳治山の現場のうち、第1号コンクリート導流堤を見学した。
同校で開会式を行ったあと、美瑛町内の国立大雪青少年交流の家に移動。上川中部森林管理署の近藤昌幸署長が国有林野事業について紹介した。続いて、道森林管理局治山課の松田茂岩設計指導官が治山事業の目的や種類、道内における代表例などを説明。
上川中部森林管理署の瀬尾隆治総括治山技術官は、十勝岳治山施設や治山事業の全体計画と進ちょく状況、事業の目的などについて紹介した。
現場に移り、新谷建設の本庄弘明土木課長補佐が、工事概要や導流堤の機能などを説明。1926年に発生した十勝岳噴火による火山泥流災害を踏まえ、当時の規模以上の泥流を抑止・コントロールできる構造物であることを紹介した。
治山事業の意義や施工にかかった期間、事業費などを知った生徒たちは、導流堤に登って現場を眺め、完成までの作業に思いをはせた。また、地中の構造や表面に丸太が使われている理由、初任給などについて積極的に質問し、森林土木、建設業に対する関心を高めていた。
(学校 2020-09-30付)
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