札幌聖心女子学院1年生9人 SDGs達成へ行動を オンラインで国連研修(学校 2020-10-01付)
国際問題について積極的に質問した
札幌聖心女子学院(齊藤隆浩校長)は9月28日、同校でニューヨーク国連研修・オリエンテーションをオンライン開催した。生徒たちはニューヨーク国連NGO聖心会代表のシェイラ・スミスさんから国連の役割と使命について説明を受けたほか、国際問題について積極的に英語で質問。参加した1年生の吉田桜さんは「多くを学び、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて行動したい」と意欲を高めていた。
ニューヨーク国連研修は、自然・人との共生をテーマに、同校の教育目標「他者に開かれた行動力」をもち、持続可能な共生社会の実現に貢献する人材の育成を図ることを目的としている。
文部科学省のスーパー・グローバル・ハイスクールの指定を受けた平成26年から開始し、前年度までに計6回開催している。
例年、米国・ニューヨークを訪問して国連会議の参加や移民博物館の見学などを行っていたが、新型コロナウイルス感染症等の影響で本年度は訪問を中止し、オンラインで実施することとした。
この日、研修の導入に当たるオリエンテーションには、1年生9人が参加した。
はじめに、ウェブ会議システムZoomを通してニューヨーク国連NGO聖心会代表のスミスさんが国連の役割を解説。
誰もが等しく人間として生きることができるよう、地球を少しでも政治的に回復することが国連の使命と説いた。
生徒たちは、「国連に訴えた一番大きい問題は何か」「先住民の問題に対応する際、忘れてはならない大切なことは何か」などと英語で質問。スミスさんは、女子、特に教育が大きな問題であること、先住民の文化に敬意を抱くことが大事であることなどを伝えた。
参加した吉田さんは「ニューヨークに行けなくなったのは残念だが、この機会を無駄にしないよう多くを学び、SDGsの目標達成に向けて行動したい」と話していた。
田口保子参与は、これまでの研修の参加者が国際問題への興味・関心を深めているとし、「今、世界で起きていることを知って本当に大切なものを見極め、自立して世界のために貢献できる人材に育ってほしい」と期待する。
生徒たちは今後、毎週の英語研修を受講して語学力の向上を図るほか、来年2月8日から10日に開催される高校1年生オンラインニューヨーク国連研修に参加する。
(学校 2020-10-01付)
その他の記事( 学校)
新十津川農高農業コース2年生 建設業の大切さ体感 工事現場見学会に参加
【岩見沢発】新十津川農業高校(仲川敏幸校長)の生徒は9月29日、滝川市の建設業者・㈱神部組が開いた農業基盤整備工事現場見学会に参加した。農業コースを履修する2年生9人と教諭2人が参加。暗き...(2020-10-06) 全て読む
岩農高農業土木工学科2年生 身近な河川へ関心高め 利根別川の水質調査
【岩見沢発】岩見沢農業高校(鎌田一宏校長)は1日、岩見沢市民会館まなみーる裏手とはぎぞの緑地の間を流れる利根別川で、空知総合振興局札幌建設管理部との合同水質調査を行った。農業土木工学科環境...(2020-10-06) 全て読む
倶知安農高生が現場研修参加 最新の土木技術理解 地元建設団体協力で
【小樽発】倶知安農業高校(近江勉校長)は9月30日、同校ほかで開かれた小樽建設協会建世会(長勇人会長)による現場視察研修会に参加した。2年生22人が、ICT技術を活用した施工の現場を見学し...(2020-10-02) 全て読む
函館稜北高 閉校記念式典 思い出胸に未来へ 元気な登校姿に感謝
【函館発】函館稜北高校(田邊禎明校長)の閉校記念式典が9月27日、同校で執り行われた。全校生徒のほか、教育関係者や同窓生など、合わせて約380人が出席。式辞に立った田邊校長は「コロナで学校...(2020-10-01) 全て読む
北見市常呂中 がん教育推進校 命の大切さ 主体的に学習 進め方検討 外部講師授業も
【網走発】道教委が文部科学省の委託を受けて実施している、がん教育総合支援事業の本年度推進校・北見市立常呂中学校(山中高弘校長)は事業計画をまとめた。新学習指導要領の全面実施に向けて、がん教...(2020-10-01) 全て読む
陸別中2年生14人 地域産業・経済を理解 高規格道の工事現場見学会参加
【帯広発】陸別町立陸別中学校(濱田和光校長)は9月24日、帯広開発建設部足寄道路事務所北海道横断道連絡協議会(樽見正人会長)が主催するオホーツク圏と十勝圏を結ぶ高規格道路建設工事の現場見学...(2020-10-01) 全て読む
広尾町豊似小1・2年 生活科 魚礁の効果など学習 十勝港現場見学会に参加
【帯広発】広尾町立豊似小学校(野田淳校長)は9月17日、町内の建設企業・拓殖工業㈱(武田孝代表取締役)による十勝港工事現場見学会に参加した。魚礁の効果や建設業が地域で果たす役割について学び...(2020-10-01) 全て読む
石狩南高1年 総合的な探究 舗装の仕事 学びました 1dayワークショップ
石狩南高校(藤井一志校長)の1年生が9月29日、札幌市内に本社を構える舗装工事会社を訪れ「1dayワークショップ」に参加し、建設業の魅力や社会人としての仕事について学んだ。 人材情報サ...(2020-10-01) 全て読む
旭川農業高森林科学科1年40人 森林土木への関心高め 工事現場見学会に参加
【旭川発】旭川農業高校(田村弘樹校長)の森林科学科1年生約40人は25日、森林土木工事現場見学会に参加した。旭川林業土木協会による森林土木分野の担い手確保に向けた取組の一環。生徒たちは積極...(2020-09-30) 全て読む
根室高 全生徒にモバイルPC 教育振興会が費用負担 市助成 教員用端末も整備
【釧路発】根室高校(目谷信靖校長)は、全校生徒491人分のモバイルPCを整備する。市内唯一の高校を支援しようと、ことし発足した同校教育振興会が市の助成を受け、費用を全額負担。教員用端末、授...(2020-09-29) 全て読む