陸別中２年生１４人　地域産業・経済を理解　高規格道の工事現場見学会参加

（学校 2020-10-01付）

インターンシップの代替として開催

　【帯広発】陸別町立陸別中学校（濱田和光校長）は９月２４日、帯広開発建設部足寄道路事務所北海道横断道連絡協議会（樽見正人会長）が主催するオホーツク圏と十勝圏を結ぶ高規格道路建設工事の現場見学会に参加した。２年生１４人が北見圏域と陸別町を結ぶ横断道路建設工事の進ちょく状況を見学し、地域の産業や経済への理解を深めた。

　新型コロナウイルス感染症対策の観点から中止となったインターンシップの代替策。町内の建設企業・㈱石橋建設が協力した。

　十勝とオホーツクを結ぶ横断道路の建設現場を見学することで、地域の経済や職場について理解を深めることが目的。協議会としては、建設業が道路などの社会インフラを担う大切な役割があることを認識してもらい、子どもたちの職業選択の一助となることをねらった。

　当日、町内の建設現場３ヵ所を訪問した。

　足寄道路事務所の髙橋哲生工務課長が横断道の役割を説明。高規格道路の開通によって、事故の軽減、陸別町の急病者を北見市の病院まで搬送する時間の短縮、交流人口の増大など、地域の利便性向上に役立つことを示した。

　続いて、基礎となる盛土に使う良質土、軟岩などを紹介。生徒たちはそれぞれの土の感触を確かめ、実感を伴って学習した。

　このあと、ＩＣＴ機器を搭載したブルドーザーやロードローラーが稼働する様子を見学。生徒の一人は「普段できないことを実際に体験することができて楽しかった」と話した。

(学校 2020-10-01付)