ハンドアーチェリー授業 日ごろの練習成果交流 真駒内・網走養護がオンラインで(学校 2020-09-24付)
真駒内養護学校(友善学校長)と網走養護学校(上村喜明校長)は8月下旬、遠隔会議システムを活用し、オンラインでハンドアーチェリーの授業交流を行った。両校の生徒約20人が参加し、これまで練習してきた成果を交流。生徒は応援し合いながら的をめがけて真剣に矢を放っていた。
取組は小野寺眞悟障がい者スポーツ振興会からの助成を受けて実施。
両校の教職員はハンドアーチェリーに取り組む生徒のため、補助具の開発に取り組んできた。補助具については的に矢を放つことができない生徒に合わせて「ひもを引く」「板を押す」「スイッチで矢を飛ばすことができる」などの用途を目指して製作。他校でも同様に取り組めることを想定し、製作に時間を要しないよう、コンパクトなデザインで車いすやバギー上で操作できるよう工夫した補助具を製作した。
授業交流では自己紹介のほか、試合形式で交流。授業後、網走養護の生徒の一人は「もっと話をしたかった。また交流したい」と振り返った。
真駒内養護で開発を担当する山下浩史教諭は「補助具については、生徒の身体の状況や動きに合わせた検討の余地が多くあるため、これからも改良を加え、生徒の状況に応じた補助具の開発を進めていきたいと考えている」とした上で、交流学習を機会に「双方の学校の教諭同士が補助具の改善、工夫についても交流を深めていければと思う」と今後を見据える。
友善校長は「本年度はコロナ禍での活動の制限、交流学習等の中止が相次いだ中で、オンラインの交流学習を通じて、仲間と運動する楽しさや興味・関心を高めるとてもよい機会となった。補助具の開発を進めていく中で今後さらに実践を深め、体育の授業や体育大会の一種目としての実施として広がっていくことを期待している」と話していた。
(学校 2020-09-24付)
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