ＧＩＧＡスクール実現へ計画　授業で端末　週３～４回　３年度　豊頃町教委

（市町村 2020-10-02付）

　【帯広発】豊頃町教委はＧＩＧＡスクール構想実現に向けた計画を策定した。現行、町では小・中学校において３人に１台程度の情報端末を週２～３回程度授業に活用しているが、計画では令和３年度中に小学１年生を除く各学級で週３～４回の情報端末を活用して授業を実施することなどを目指す。

　計画は、①ＩＣＴ活用計画および達成状況を踏まえたフォローアップ計画②通信ネットワーク環境整備計画③学習者用コンピューター配備計画―などで構成。

　①では、現行３人につき１台の情報端末を１人１台になるよう整備し、授業において３年度までに小学１年生以外で週３～４時間の授業で活用。小学１年生では週１～２時間程度、情報端末に触れる機会をつくることとした。

　指導体制や働き方改革の観点では、デジタル教材の教員間での共有や児童生徒への提供によって授業準備や授業中の負担を軽減。これから導入予定の統合型校務支援システムによって教員間の打ち合わせや連絡をオンラインで行うことで、教職員一人ひとりの負担を軽減する。

　②では、現在利用している無線ＬＡＮ環境を高速大容量のものに更新。３年度から順次、通信回線の増強を図る。

　③では、元年度までに整備した小・中学校合わせて１４１台から、本年度中に切替・新規購入分合わせて１１５台を調達。児童生徒１人１台の情報通信環境を整備する。製品仕様はｉPａｄＯＳで、Ｗｉ―Ｆｉのみ使用できるｉPａｄを予定している。

(市町村 2020-10-02付)