タブレット２２０台購入　新篠津村教委　保守担当者公募

（市町村 2020-10-06付）

　新篠津村教委は、学校情報機器整備事業を公募型プロポーザル形式で公告した。村立小・中学校の児童生徒と教員用にタブレット端末２２０台を購入し、休校時の遠隔授業や、校外学習での端末使用を想定してＬＴＥ通信サービスを利用。契約業者には端末利用環境の整備や導入後補償・保守管理のほか、教職員に向けた研修会の企画・実施を求めている。

　事業は、ＧＩＧＡスクール構想の推進に伴い、村立小・中学校の児童生徒に１人１台のＬＴＥ通信端末を導入することが目的。児童生徒および教員用にタブレット端末など情報機器２２０台を購入し、ＬＴＥ通信サービスを利用する。

　ＬＴＥ通信サービスは屋外での端末使用を想定してつくられた無線の通信技術で、外出先でも快適に通信できる。新型コロナウイルス感染症の影響による小・中学校休業をきっかけに、ネット環境が整っていない家庭でも問題なく遠隔授業を受けられるよう整備するため、ＬＴＥ通信サービスの利用を決めた。他県を参考に、校外学習でも端末使用を考えている。

　タブレット端末利用環境の整備としては、端末の調達から、管理ツールの設定・導入まで行い、ネットワーク通信回線を提供する。このほか、授業支援アプリなどのインストールや、フィルタリングソフトを導入する。

　端末導入後のサポートとして補償・保守管理を行う。また、整備機器や通信回線の利活用が最大化されるよう、学校教職員を対象とした研修会を複数回にわたり企画・実施する。

　公募は９月３０日から開始しており、企画提案書の提出やプレゼンテーションのあと、１２月初旬に本契約を締結する予定。

(市町村 2020-10-06付)