札幌市　小学校区別の保育所整備　高必要度　山鼻南など１１校区　４月改定時と比べ２校区減

（札幌市 2020-10-23付）

　札幌市子ども未来局は、保育所などにおける小学校区別の必要度を改定した。１２日現在、特に整備の必要度が高い校区として、中央区の山鼻南小学校区など１１校区を設定。保育所整備の推進によって、前回４月の改定から２校区減となった。

　市は、近年女性就業率の増加に伴う保育需要のさらなる拡大などに対応すべく、本年度から令和６年度までの５年間に取り組むべき施策を示した「第４次さっぽろ子ども未来プラン」を策定した。

　プランの計画期間は６年度としているが、６年度に計画した保育所等の整備が７年４月に供給されることから、７年４月時点の需要の推計値をもとに計画最終年度の必要度を示している。

　推計値に伴い、例年４月と１０月の２回改定。３年１０月１日時点の保育利用定員と７年４月１日時点の支給認定児童数推計値の差から需給バランスを算出。需給のバランスに応じて市は保育所の整備の必要度が高い順にＡからＣまでの３段階で示した。

　市内１９８小学校区のうち、豊平区、南区、白石区、東区の小学校区は３年度までに保育所等整備を進めることから、今回の改定では、４区８９校区を除いた１０９校区を対象に整理した。

　この結果、必要度Ａは１１校区、Ｂは４８校区、Ｃは５０校区を設定。必要度Ａのうち、前回４月の改定から、中央区の幌南小学校区と清田区の清田緑小学校区で必要度がＢに低下した。

　１０月改定で必要度Ａに区分された校区の区別一覧はつぎのとおり。

▽中央区＝山鼻南、山鼻、大倉山

▽北区＝拓北、屯田南

▽厚別区＝新札幌わかば、厚別北

▽清田区＝三里塚

▽西区＝西野第二、福井野

▽手稲区＝前田北

(札幌市 2020-10-23付)