士別市教委が児童対象見学会　建設業の魅力知って　業者協力で作業車試乗など

（市町村 2020-10-29付）

高所作業車などの試乗に夢中になる児童

　【旭川発】士別市教委は１０月中旬、児童を対象とした体験活動「しべつ土曜子ども文化村」を開いた。新谷建設㈱（旭川市）の協力で現場見学会を実施。児童とその保護者４５人が参加し、高速道路や建設業の仕事について理解を深めた。

　市教委は、児童のキャリア学習の一環として、将来の職業選択の参考になるようにと土曜子ども文化村事業を実施している。

　道縦貫道士別市川西改良ほか一連工事にかかわる新谷建設が地域貢献として、事業への協力を申し出て現場見学会を開催した。

　当日、同社の湊聡現場代理人らが現場を案内し、建設業の仕事の内容、高速道路の役割などを紹介。高所作業車や電動バックホーの試乗も行った。高所作業車に乗り込んだ児童は、視界いっぱいに広がる施工中の高速道路に驚きの声を上げていた。

　電動バックホーに試乗した児童は、操作を覚え、少しでも多くのカラーボールをバケットですくおうと夢中になっていた。

　湊現場代理人は「コロナ禍で、子どもたちは制限される生活を送っているので、屋外でコロナ対策に十分に配慮したイベントを安心して楽しんでもらった。大盛況で良かった」と話していた。

(市町村 2020-10-29付)