天塩小５年　社会科　現場見学　建設工事の魅力感じ　ケーソン据付など間近に

（学校 2020-11-02付）

天塩港の役割や工事概要などの説明を受けた

　【留萌発】天塩町立天塩小学校（山田閑子校長）は１０月２２日、町内の天塩港で開かれた現場見学会に参加した。５年生１９人が、天塩港の役割や岸壁の土台となる巨大なコンクリートの箱「ケーソン」の据え付けに関する説明、ケーソンの模型を使用した実験などを通して、建設工事のスケールの大きさや魅力などを感じた。

　現場見学会は、留萌開発建設部の「天塩港浚渫その他工事」を施工しているいずれも留萌市の堀松建設工業㈱・萌州建設㈱共同企業体が同校に提案し、実現した。

　同校は、社会科の授業として実施。天塩港の歴史や役割を学ぶほか、防波堤などの建設に携わる人たちの働く姿や港の発展の様子をみるなど、キャリア教育の一環とした。

　見学会は堀松建設工業所有のフローティングドッグ内で開いた。

　５年生１９人はヘルメットとライフジャケットを着用してフローティングドッグ内へ。担当者から天塩港の役割や工事の概要、防波堤や岸壁など港施設の役割、ケーソンについて説明を受けた。

　また、ケーソンの周りを見学したほか、長さを予想するなど、工事のスケールの大きさを体感した。

　ケーソンの模型を使った実験も実施。ケーソンが水に浮いた状態で船で所定の位置まで移動させ、水などを入れて設置する様子を体験した。

　このあと、天塩川の長さや港の施設の名前などに関するクイズにも答えた。

(学校 2020-11-02付)