旭工高で道主催の意見交換会　先輩助言　進路考える　ＯＢの建設業就業者招き

（学校 2020-11-04付）

高校生と若手技術者が和気あいあいと意見交換

　【旭川発】旭川工業高校（諸橋宏明校長）で１０月２１日、道建設部が主催する若手建設産業就業者と高校生との意見交換会が開かれた。旭川建設業協会（川島崇則会長）に所属する企業の若手技術者５人が、仕事のやりがいや体験などを紹介。参加した建築科１年生３８人は頼れる先輩のアドバイスを受け、将来の進路を考える機会としていた。

　意見交換会は、地元の若手技術者が建設産業のやりがいなどを高校生に伝えることで、生徒の職業意識の醸成を図ることが目的。加えて、受け入れる側の環境づくりへ反映させるなど、将来の入職や離職防止をねらっている。

　今回、建築関係の若手技術者で同校ＯＢの㈱高組の加藤学希さん、㈱橋本川島コーポレーションの笠谷愛さん、荒井建設㈱の高島直樹さん、㈱廣野組の内田建太さん、新谷建設㈱の中村勇我さんが来校。

　建築科１年生３８人と５グループに分かれて意見交換を行った。

　中では、労働時間や仕事のやりがい、仕事で大変だったこと、就職に向けて高校生活で学んでおくべきこと、現場で働く上で大切なことなどが話題に挙がっていた。

　若手技術者は、「レベルやトランシット、ＣＡＤの使い方を覚えておくと現場で役に立つ」「いろいろな職人と話すのでコミュニケーションを大事にしてほしい」などとアドバイス。

　また、１級建築施工管理技士や２級建築士の資格取得に向け、高校生のときから勉強することの大切さを説いた。

　参加した生徒の一人は「年齢が近くて質問しやすかった。仕事でのリアルな話を聞くことができ、将来の進路について考えることができた。社会に出たら今回の体験を生かしていきたい」と話していた。

(学校 2020-11-04付)