札幌国際情報高が姉妹校提携　絆深め友好の懸け橋に　ノボシビルスクの学校と調印式

（学校 2020-11-04付）

オンラインで接続し、交流を深め合った

　札幌国際情報高校（阿部穣校長）とロシア連邦ノボシビルスク国立工科大学付属ＩＴリツェイ校の姉妹校提携調印式が１０月３０日、オンラインで執り行われた。ノボシビルスク市役所、札幌市役所、札幌国際情報高の３会場をオンラインで接続して実施。ＩＴリツェイ校のベスレプキナ・Ａ・マルガリータ校長と阿部校長が互いの協定書に調印し、今後、姉妹校として一層絆を深めていくことを誓い合った。

　札幌市とノボシビルスク市はことしで姉妹都市提携３０周年を迎える。これまで、芸術・文化・スポーツなど、様々な分野において交流を深めてきた。

　両校の調印式は、３０日に開催された「ノボシビルスク市“まちづくり”国際フォーラム」のプログラムの中に位置付けられたもの。ノボシビルスク市役所、札幌市役所、札幌国際情報高の３会場をオンラインで接続して実施した。

　開会に当たり、ノボシビルスク市のウィシネフスキー・オレグ教育局長と秋元克広札幌市長があいさつ。オレグ教育局長は「この締結は、両校の子どもたちにとって、新たな可能性を見いだすものとなる」と期待。「今後も、両校の教育プログラムをサポートしていきたい」と述べた。

　秋元市長は「姉妹都市提携３０周年という記念の年に、両市の未来を担う学生の間で新しい交流の芽が生まれることを大変喜ばしく思う」とし、今後も両校の間で交流が末永く続くよう祈念した。

　このあと、阿部校長とマルガリータ校長が互いの協定書に調印。阿部校長は「今後も互いの国を訪問し、絆を深め、ロシアと日本の友好の懸け橋になれば」、マルガリータ校長は「この提携は、両市の交流の歴史において新しいページをつくった。今後、長年にわたって交流し続けたい」と述べた。

　調印式後には、両校をオンラインで接続し、互いのまちの魅力を紹介する「学校間交流プログラム」のＶＴＲを視聴し、交流を深めた。

(学校 2020-11-04付)