滝川工業高１００周年式典　誇りと伝統を継承　小山校長　地域・同窓生に感謝

（学校 2020-11-05付）

約２００人が節目を祝った

　【岩見沢発】滝川工業高校（小山彰博校長）の創立１００周年記念式典が１０月２４日、同校で執り行われた。全校生徒をはじめ、道教委や滝川市の関係者、協賛会役員、教職員合わせて約２００人が出席。小山校長は「ここまで歴史をつないでいただいた皆さんに感謝を申し上げ、生徒と教員で新たな歴史をつくり上げていく」と述べた。

　同校は、道内８番目の旧制中学「道庁立滝川中学校」として、大正９年度に開校。昭和２３年度に道立滝川高校、２５年度に道立滝川西高校と改称した。２６年度には電気科と土木科の工業科を設置し、２９年度に滝川学区の高校再編に伴い、普通科を当時の滝川東高校（現滝川高校）へ移設。滝川工業高校として現在に至る。卒業生は開校以来１万３０００人を超え、国内外で活躍している。

　式典で小山校長は、地域・同窓生の多大な貢献に対し、感謝の気持ちを表した。在校生に対しては、「滝川工業の生徒として社会に貢献する、自分の人生を豊かにするために工業の基礎を学んでいることを自覚し、誇りと伝統をつないでほしい」と呼びかけた。

　来賓祝辞では、道教委の山本伸弘委員と、滝川市の前田康吉市長が登壇。テクノボランティアなどの地域に根ざした活動や、ものづくりコンテスト、ロボット相撲で全国大会に出場するなどの功績をたたえた。

　続いて、小山校長が１１人の功労者表彰の代表として松尾和俊協賛会長に感謝状を贈呈した。

　このあと、生徒会長の志摩大成さんがあいさつ。「先輩たちの活躍を心の支えとし、伝統と校風をさらに発展させたい。私たちは新しい時代への一歩を踏み出す」と述べ、決意を新たにした。

(学校 2020-11-05付)