道教委　アドバンスト学習キャンプ　日帰り日程等に変更　感染対策し１月６日から

（道・道教委 2020-12-08付）

　道教委は、本年度アドバンスト学習キャンプの実施について、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の観点を踏まえて内容を見直し、参加希望者らに周知している。来年１月６日と７日の２日間日程に縮小して日帰りとしたほか、札幌圏内を往来する移動の自粛、旭川商業高校など４会場に設定して行う。説明や講演はオンライン配信で対応し、参加者の進路実現に向けたプログラムを提供する。

　アドバンスト学習キャンプは、道高校未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業の一環。選抜性の高い大学への進学を目指す道内の高校生を対象に、進路実現に向けた学力の向上と進学意欲の高揚を図るために実施するもの。対象は道立高校１年生および道立中等教育学校４年生。

　当初は、１月５～７日の３日間日程で、道内３ブロックでネイパル施設で宿泊して取り組む予定だった。

　しかし、急激に増加してきた新型コロナウイルス感染症の影響から予定どおりの実施が困難と判断。内容を見直し、新たな企画を提案した。

　見直した点をみると、日程を６日と７日の２日間に縮小。札幌圏を往来する移動を避けるため、各日、日帰りに変更した。

　会場は、道央・道北は旭川商業高、道南は胆振教育局、道東は帯広三条高校とし、新たに特設会場として道庁別館を設定。特設会場は、説明と講演を他会場へ配信するメーン会場のため講義はないが、石狩管内の生徒が参加できる。

　内容に大きな変更はない。オンライン配信について、６日午後１時から㈱ベネッセコーポレーション道支社の相良大介支社長が大学入試動向について説明する。

　７日は、午前１０時３０分から國學院大學人間開発部初等教育学科の田村学教授が「未来を切り拓く君たちへ」をテーマに講演。また、道立高校教諭が各会場で国語、数学、英語の講義を行う予定。

(道・道教委 2020-12-08付)