道教委　ＩＣＴ活用で授業改善　幕別清陵高が数学など公開　端末用い問題文作成

（道・道教委 2020-12-07付）

端末を操作する生徒

　【帯広発】道教委は１１月下旬、幕別清陵高校でＩＣＴを効果的に活用した授業改善プロジェクト公開研究会を開いた。十勝教育局と幕別清陵高が主管。十勝、上川、釧路の各教育局の指導主事らがタブレット端末を用いて問題文を作成する数学の授業を参観し、資質向上を図った。

　ＩＣＴを活用した授業改善プロジェクトは、推進校が幕別清陵高、協力校が帯広三条高校、帯広緑陽高校、鹿追高校、清水高校の４校。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、密集を避け十勝教育局の工藤淳高校教育指導班主査、村上俊樹主任指導主事、加藤洋平指導主事、釧路教育局高校教育指導班の前田寛指導主事、上川教育局高校教育指導班の英洋一指導主事の少人数で参観した。

　幕別清陵高の数学、地理Ａ、理科、コミュニケーション英語Ⅱ、保健体育の授業を公開。

　うち、数学では単元「データ分析」第１節「データの整理と分析」（出崎圭介教諭、舘盛拓教諭、生徒数３２人）の授業を展開。箱ひげ図の問題を復習したあと、舘盛教諭が探究問題への取組を指示した。

　一人ひとりがキーボード付のタブレット端末を使って問題文作成に取り組み、学習支援アプリ「ロイロノート」の機能を使って別の班に問題文を転送。他の生徒がつくった問題を生徒同士で解き合った。

　また、グループで話し合い、代表問題を決めて発表した。

　このあと、授業を行った教員と指導主事らで研究協議。ＩＣＴを効果的に活用した授業改善に向けて協議し、資質向上を図った。

(道・道教委 2020-12-07付)