特別支援学校等対象　雪ミク芸術祭概要　ＩＣＴで塗り絵・楽曲　イラスト入賞作は２月展示　道教委

（道・道教委 2020-12-04付）

　道教委は、特別支援学校や小・中学校の特別支援学級等に在籍する子どもたちを対象とする企画「雪ミク芸術祭」の概要をまとめた。ICTを活用した塗り絵・イラストを募集する「雪ミク×デジタルアート・コンテスト」、歌声音声ソフトで楽曲制作に取り組む「ミク音部」を計画。塗り絵・イラストの入賞作品は来年２月６・７日、ウイングベイ小樽で開催する「ＳＮＯＷ　ＭＩＫＵ　２０２１」会場で展示する。

　ICTを活用した芸術活動を通し、障がいのある子どもたちのICT活用能力の向上を図るとともに、美術や美術文化と豊かにかかわる資質・能力の育成を図ることが目的。障がいのある子どもたちの教育の充実に役立ててほしいとの趣旨で、民間企業からの寄付金を財源に実施する。

　「雪ミク×デジタルアート・コンテスト」では、道内の特別支援学校、小・中学校の特別支援学級に在籍する幼児児童生徒や通級指導を受けている児童生徒が、本年度の雪ミク（バーチャルアイドル・初音ミクの冬季版キャラクター）をテーマに作品を製作する。

　募集部門は、塗り絵、イラストの２部門。

　塗り絵部門は、道立特別支援教育センターホームページから指定された下絵をダウンロードし、タブレットやパソコンで色を塗る。

　イラスト部門では、SNOW　MIKU　２０２１メインビジュアルなどを参考に、雪ミクのイラストを自由に描く。

　申し込み締め切りは１２月２５日。１月中旬までに部門別に審査し、最優秀賞１作品、優秀賞３～５作品、特別賞２作品程度を選定する。

　ミク音部は、道立特別支援学校の児童生徒が部員となり、同世代の生徒と一緒にクリプトン・フューチャー・メディア㈱の歌声音声ソフトを使用して楽曲製作を行う。

　定員は１０人で、実施期間は１１月から来年２月までで、計３回程度を予定。参加校にパソコンを提供し、放課後や昼休みなどの時間帯で実施する。

　来年２月６・７日、ウイングベイ小樽で実施するＳＮＯＷ　ＭＩＫＵ　２０２１の会場でデジタルアートの入賞作品を展示。応募作品もスライドショー形式で会場で公開するほか、後日、ホームページでも公開する。

(道・道教委 2020-12-04付)