生徒の夢や希望表現　札幌市手稲東中が連凧

（札幌市 2020-12-17付）

玄関ホールに６４０枚を装飾した

　札幌市立手稲東中学校（牧内奈保巳校長）は、全校生徒が制作した連凧と大凧を１階玄関ホールに飾っている。凧には、文書や漢字一文字、絵画などで生徒それぞれが抱く夢や希望を表現。牧内校長はこの取組を通して、生徒一人ひとりに知恵を出し合って作品をつくる大切さを感じてもらうよう期待している。

　連凧の制作は、新型コロナウイルス感染症の影響で学校祭や合唱コンクールなどの学校行事が中止される中、「全校生徒でつくり上げるプロジェクト」として生徒会を中心に企画したもの。生徒たちは、全校共通テーマ「２０２０ＫＩＴＥ“君の夢よかなえ”～同じ空の下　どこかで僕らはいつもつながっている」のもと、連凧６４０枚と、大凧１６枚を制作した。

　また、学級ごとに「和～同じ空を見上げて」「無数の未来」などのクラステーマも設定。

　凧には、生徒それぞれの夢や希望が散りばめられており、個性豊かなデザイン、色とりどりな作品で１階玄関ホールを埋め尽くしている。

　牧内校長は「連凧の制作は、コロナ禍による将来の不安が募るときだからこそ“みんなと一緒に”を合言葉に生徒たちが安心して成長できる学校になればと企画した。この取組を通して、生徒一人ひとりに知恵を出し合って作品をつくる大切さを感じてほしい」と期待していた。

(札幌市 2020-12-17付)