芸術振興　４割が評価　札幌市　第３回市民意識調査

（札幌市 2020-12-18付）

　札幌市は、本年度第３回市民意識調査結果を公表した。郷土意識など５テーマのうち施策・事業に関する設問において、「子どもの教育に関することをよくやっていると思うか」との質問に「そう思う」などと回答した割合は２４・５％。文化芸術の振興に関する事業では、４１・６％が「よくやっている」と回答し、市政に対する評価２３項目のうち、７番目に評価が高かった。一方、生涯学習に関する事業について「よくやっている」と回答した割合は２１・４％だった。

　市民意識調査は昭和４９年度から毎年度実施しており、市政や市民生活に関して、市民の意識、関心、要望の傾向などを測定し、市政の参考とするもの。１年に計４回実施しており、住民基本台帳から無作為に抽出した市内の１８歳以上の男女５０００人を対象に調査している。

　調査期間は１０月９～２３日。①郷土意識②札幌市の施策事業③映像の力を使ったまちづくり④市政広報⑤救急安心センターさっぽろ・かかりつけ医・在宅医療―の５テーマについて、それぞれ設問を設けた。

　調査結果のうち、①において、「札幌の街が好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人の割合は９５・７％。

　②における「子どもの教育に関することをよくやっていると思うか」の質問に対して、「そう思う」が５・３％、「ある程度そう思う」が２２・０％。一方、力を入れてほしいと思うかについて「そう思う」が２８・０％、「ある程度そう思う」が２４・５％と５２・５％が力を入れてほしいと答えた。

　「生涯学習などに関する事業をよくやっていると思うか」の質問では、「そう思う」が３・５％、「ある程度そう思う」が１７・９％で計２１・４％。一方、３８・３％が力を入れてほしいと回答。

　文化芸術の振興に関する事業については４１・６％が「よくやっていると思う」と回答し、市政に対する評価調査２３項目の順位では、文化芸術の振興に関する事業が７位、子どもの教育に関する事業が１６位、生涯学習などに関する事業は２１位だった。

(札幌市 2020-12-18付)