札幌市教委　子どもの体力向上調査研究　協力校に中島中など　教育大と連携　二極化改善等

（札幌市 2020-12-21付）

　札幌市教委と道教育大学が連携して実施している本年度子どもの体力向上にかかる調査委託研究における、４つの調査研究課題の協力校が決まった。研究課題のうち「運動習慣の二極化傾向の改善を図るための方策検討」では、中島中学校など中学校１０校を指定。今後、各研究課題ごとに、子どもの体力・運動能力の詳細な現状分析と事業効果の検証、体力・運動能力の向上を図る新たな方策について研究を進める。

　市教委は、これまでの全国調査の結果を受け「子どもたちが健康の大切さへの理解を一層深め、自ら運動に親しむことを通じて体力・運動能力を高めていけるような新たな方策を検討する必要がある」と判断。前年度から、子どもの体力向上にかかわる調査委託に取り組んでいる。

　委託先の道教育大札幌校の保健体育教育分野研究室は、①運動習慣の二極化傾向の改善を図るための方策検討②全身持久力、敏しょう性の向上への取組③なわ跳び運動の効果検証④子どもの体力にかかる詳細な現状分析、課題の把握と解決策の構築および体力と学力の関連についての調査研究―の４つの課題に基づく研究を推進している。

　本年度の研究の推進に当たり、各研究課題ごとに調査研究の対象となる協力校を指定。①では、中島中など中学校１０校、②では、篠路小学校など小学校５校、③、④では、屯田北小学校など小学校５校を指定した。

　今後、各協力校を対象に調査研究を進め、子どもの体力・運動能力の詳細な現状分析と事業効果を検証するとともに、子どもの体力・運動能力の向上を図る新たな方策を探っていく。

　各研究課題の協力校はつぎのとおり。

▼運動習慣の二極化傾向の改善を図るための方策検討

▽中島中

▽屯田北中

▽栄町中

▽北都中

▽厚別北中

▽西岡北中

▽平岡緑中

▽南が丘中

▽手稲東中

▽星置中

▼全身持久力、敏しょう性の向上への取組

▽篠路小

▽屯田北小

▽北九条小

▽資生館小

▽北光小

▼なわ跳び運動の効果検証

▼子どもの体力にかかる詳細な現状分析、課題の把握と解決策の構築および体力と学力の関連についての調査研究

▽屯田北小

▽豊平小

▽福住小

▽篠路小

▽北光小

(札幌市 2020-12-21付)