５校で施設リニューアル　札幌市　来年５月中旬以降発注へ

（札幌市 2020-12-21付）

　札幌市は来年度、学校施設のリニューアル改修について、５校の着工を予定している。対象は拓北小学校、幌東小学校、平和通小学校、柏中学校、太平中学校。外壁塗替、屋上防水、内部改修等を行う建築工事と、電気・機械の設備工事を分割発注する。設備を除いた建築工事の工事規模は２億５０００万円～５億円程度となるもよう。来年５月中旬～下旬にかけての発注を計画している。

　札幌市教委は、３００校を超える学校施設の約７割で築３０年が経過し、老朽化が進行している状況を踏まえ、学校施設維持更新基本計画を策定。計画に沿って改築や緊急整備、リニューアル改修等を進めている。

　令和３年度に新規着工するリニューアル改修実施校は、拓北小、幌東小、平和通小、柏中、太平中の５校。３年度予算要求では６校分の工事費を積み上げているが、残る１校は本年度工事着手した札苗中改修の継続分となっている。

　改修工事は、建築と設備に分割しての発注となる。このうち、建築工事では外壁塗替、屋上防水のほか、状況に合わせた仕様転用などの内部改修などを行う計画。工事費は学校の規模・状況によって流動的だが、２億５０００万円～５億円程度を見込んでいる。

　発注時期については、生徒の安全を配慮し、施工を円滑に進めるため、夏季休業前の工事着手を目指す観点から、５月中旬～下旬を予定。５００～６００日間程度の工期を見込み、いずれも２ヵ年で進める。

　対象校の構造・規模はつぎのとおり（①校舎棟②屋内運動場③管理棟）。

▽拓北小（北区）＝①鉄筋コンクリート造４階６０００平方㍍、②鉄骨造２階９００平方㍍③鉄筋コンクリート造２階２００平方㍍

▽幌東小（白石区）＝①鉄筋コンクリート造４階４４００平方㍍（屋内運動場含む）

▽平和通小（白石区）＝①鉄筋コンクリート造５５００平方㍍（屋内運動場含む）

▽柏中（中央区）＝①鉄筋コンクリート造４階８０００平方㍍（屋内運動場含む）

▽太平中（北区）＝①鉄筋コンクリート造４階７２００平方㍍②鉄骨造２階１０００平方㍍③鉄筋コンクリート造平屋２００平方㍍

(札幌市 2020-12-21付)