札幌市大谷地小６年生８５人　文化や学校生活発表　中国の学校と遠隔交流

（札幌市 2020-12-22付）

オンラインで交流する児童

　札幌市立大谷地小学校（大宮健一校長）は１７日、中国藩陽市珠江五校とのオンライン交流会を行った。６年生８５人と珠江五校６年生４０人がオンライン会議ツール「ＶｏｏＶ　Ｍｅｅｔｉｎｇ」を活用して交流。互いの国の文化や学校生活の様子などを発表し合った。

　ことしは、札幌市と藩陽市が友好都市提携４０年目を迎える。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で自由な往来が制限される中においても交流の灯が消えないよう、また、両国の将来を担う子どもたちの異文化理解や国際感覚を醸成する好機となるよう、オンライン交流を実施した。

　この日は、中国の企業テンセントのオンライン会議ツール「ＶｏｏＶ　Ｍｅｅｔｉｎｇ」を使って大谷地小と珠江五校をつないだ。

　はじめに、大谷地小の児童が写真を画面に投影しながら授業の様子や休み時間の過ごし方、学校行事などを紹介。

　また、ソーラン節のほか、日本ではやっている曲についてダンスを披露しながら紹介した。

　このほか、漢字クイズやシルエットクイズ、ジェスチャーゲームなどを通して日本の文化を伝えた。

　珠江五校児童の発表では、学校紹介のほか、中国の伝統楽器の演奏や、伝統工芸品の紹介などを行った。

　大宮校長は「新型コロナウイルスの影響で国際理解教育の機会が減った中、オンラインで中国と交流する取組を通して、子どもたちにとって他国の文化について学ぶよい機会となった」と話していた。

(札幌市 2020-12-22付)