札幌市教委　初の冬季休校日設定　１月４日から２日間　今月２８日も可　在宅勤務導入

（札幌市 2020-12-18付）

　札幌市教委は、冬季休校日を設定した。冬季における設定は初めて。新型コロナウイルス感染拡大防止として、冬季休業期間における在宅勤務も導入する。日程は令和３年１月４、５日の２日間。また、連続した休日確保のため、各学校の事情に応じて今月２８日も冬季休校日として設定することを可能とした。

　教職員の長時間勤務および多忙化が全国的な課題となっている中、市教委は働き方改革の観点から、負担軽減に向けた取組を推進している。

　平成２９年度から試行的に実施している夏季休校日に加えて、本年度は新たに冬季休校日を設定。冬季休業期間においても休暇取得促進期間として位置付けるとともに、取組の実施を決定。来年１月４、５日の２日間と、連続した休日確保の観点から今月２８日も冬季休校日として設定することを可能とした。

　また、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、職場における接触機会の低減を目的に冬季休業期間における在宅勤務を導入する。対象は、会計年度任用職員、臨時的任用職員を含む学校職員で、実施期間は各学校長が定める冬季休業期間とする。

　業務内容の注意点として、個人情報などの情報資産を職場から原則持ち出さないこと、持ち出す場合は情報セキュリティポリシーなどを踏まえ、適切に対応することなどを掲げている。

　市教委は休暇を取得しやすい職場環境づくりに努めるよう、柔軟な対応を求めている。

(札幌市 2020-12-18付)