道教委　教員採用ポータルサイト　情報一元化し魅力発信　近日中にウェブガイダンスも

（道・道教委 2021-01-19付）

　道教委は１８日、教員採用ポータルサイト「北海道の先生になろう～そのチカラ、北海道のミライのために」をホームページに開設した。教員採用選考に関する情報を一元化したほか、新たに大学生、高校生・中学生向けのコンテンツを公開し、教職の魅力や待遇を紹介している。また、閲覧者からの質問を受け付けるウェブガイダンス「先生、教えて！」を近日中に開設する予定だ。教員志望者に活用してもらい、教員を目指す意識の醸成につなげていく。

　本年度から文部科学省の委託を受けて開始した教職の魅力発信ソーシャルメディアプロジェクトの一環。教職の魅力に関する情報の発信とともに、閲覧者が迅速・適切に調べることができるよう、これまで各課・係で掲載していた教員採用選考、臨時教員の募集など教員採用に関する情報を集約し、閲覧者の利便性向上を図る。また、閲覧者が求める情報はもとより、多様な情報に容易にふれることで、より具体的に北海道で教職に就くことをイメージできる環境を整備する。

　大学生対象のコンテンツには、主に教員養成課程のある大学・短大等の学生や教職員に向け、草の根教育実習システムやボランティアバンクなどの道教委の取組に関する事項を掲載。

　高校生・中学生向けには、教員になるための方法、道内の教員養成大学の情報を掲載している。また、教員確保に向けた道教委の今後の取組も順次公開する。

　臨時教員の募集情報のほか、実習助手、寄宿舎指導員、事務職員、スクール・サポート・スタッフ、学習指導員など、学校で働く様々な職に関する事項もまとめている。

　教職の魅力や勤務状況、待遇などを紹介するウェブガイダンス「先生、教えて！」は近日中に公開する予定。閲覧者からの質問にも回答する。

　北海道の特色を生かした教育活動を紹介するため、学校・地域の魅力を映像で伝えるプロモーション動画も公開する予定で、今後、内容の充実を図っていく。

　道教委は、令和６年度公立学校教員採用候補者選考検査までに、本年度の倍率２・５倍から、平成２９年度当時の３・９倍と同水準まで引き上げることを目標に設定。特設サイトの公開日から１年間で閲覧数１万人以上、動画再生回数１万回以上を目指している。教員の志望者に活用してもらい、意識の醸成につながるよう期待している。

(道・道教委 2021-01-19付)