石狩管内の働き方改革(札幌市除く) 留守番電話設置など78% 学校閉庁はほぼ全校で3日以上(道・道教委 2021-01-19付)
石狩教育局は、令和2年度学校における働き方改革アクション・プランにかかる取組状況調査結果報告書(石狩管内)をまとめた。留守番電話等による連絡体制の取組を実施している学校の割合は78・4%で、全道平均を大幅に上回った。夏季休業期間における学校閉庁日の設定日数は、3日以上が98・2%とほとんどの学校が基本日数を順守している。
調査は、学校における働き方改革の取組状況を把握し、効果検証や課題分析を行うとともに、今後の施策検討に資することが目的。昨年12月に書面開催した管内学校における働き方改革推進会議で報告した。
管内の調査対象は、道立学校65校、札幌市を除く市町村立学校102校の計167校。調査基準日は昨年7月1日。
勤務時間外における保護者や外部からの問い合わせ等に備えた留守番電話の設置やメールによる連絡対応の取組に関しては、「すでに実施・実施中」の割合が78・4%。全道平均の29・6%と比べ48・8ポイント増と大幅に上回った。道立学校は90・8%、市町村立学校は70・6%と、校種を問わず高い水準となっている。
在校等時間を客観的に計測・記録している学校の割合は89・2%と、全道平均を3・9ポイント下回った。調査時点では管内18校が未実施であったが、昨年12月時点で16校が記録しており、残り2校は年度内実施に向けて検討中。
定時退勤日を毎月2回以上設定している学校の割合は89・2%で、全道平均を1・2ポイント上回った。
夏季休業中の学校閉庁日に関しては、基本日数である3日以上実施している学校は98・2%で、ほとんどの学校が基本日数を順守している。学校閉庁日が2日の中学校1校は、冬季休業中に7日間の閉庁日を設け、アクション・プランの指標である年間9日の実施とする予定。
道教委が作成した学校における働き方改革の手引『Road』の活用状況をみると、「業務削減や時間外勤務の減少など具体的な効果が現れている」との回答は39・5%。「職員の意識の変化が現れている」が22・2%だった。
『Road』には、全国の学校で実施されている様々な事例や、民間コンサルタントの視点から学校において働き方改革を進める際の参考となる事例を分類した「見直しの観点例」がまとめられている。実際に取り組んだ掲載手法は、「学校運営に関するもの」が73・1%、「学校事務に関するもの」が49・1%。いずれも全道平均を上回った。
道立学校における業務改善の取組状況をみると、「業務改善や教員等の働き方改革に関する項目を学校評価に位置付けている」との回答は80・0%。道費以外での外部人材の活用率は23・1%といずれも全道平均以上。
「校内清掃で地域人材の協力を得ることがある」と回答した割合は29・2%で、全道平均を13・2ポイント上回った。
(道・道教委 2021-01-19付)
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