道教委　３年度に幼児教育の新研修　１４管内で幼小連携研　園内研リーダー育成も

（道・道教委 2021-01-20付）

　道教委は令和３年度、新たに幼小連携・接続担当者研修、園内研修リーダー育成講座（いずれも仮称）の実施を計画している。幼小連携・接続担当者研修は１４管内で開催し、幼小接続や行政の支援・工夫を協議。園内研修リーダー育成講座は基礎・応用編の２回に分けて開き、園内研修の促進を図る。

　道教委は元年度から２ヵ年計画で、幼児教育と小学校教育の接続の円滑化モデル事業を開始。モデル地域である登別市、富良野市、枝幸町、芽室町、別海町において円滑な幼小接続に向けた取組を進め、実践の成果をまとめた『幼児教育と小学校教育の連携・接続の手引き』を３月にも作成する。

　３年度は幼小連携・接続を一層推進するため、組織体制づくりをテーマとする幼小連携・接続担当者研修を計画。市町村・市町村教委の担当職員を主な対象とし、手引などを活用して幼小接続や行政の支援・工夫について協議する。

　このほか、首長部局と教育委員会との連携の必要性をあらためて周知。現場の意見を踏まえた組織体制づくりとなるよう、幼児教育施設、小学校、行政で構成する会議体を設置している好事例等を共有する。

　園内研修リーダー育成講座は、概ね５年目程度の保育者が対象。基礎編で研修の必要性や目的、研修手法や進め方への理解を深め、応用編で勤務方法の工夫、課題解決に向けた全体協議、ほかの幼児教育施設との合同研修事例などを取り上げる予定。

(道・道教委 2021-01-20付)