道高校長協会　支部長・理事合同研　説明資料作成要請へ　給特条例改正受け廣田会長

（関係団体 2021-02-01付）

　道高校長協会（廣田定憲会長）は１月２６日、テレビ会議で第４回支部長・第３回理事合同研究協議会を開いた。開会式であいさつに立った廣田会長は、給特法改正条例について、「協会としても円滑な運営のために、支部長・ブロック長の校長などの協力を得ながら意見を述べている」とし、簡潔な支援ツールの作成や、すべての道立高校で説明ができるような分かりやすい説明資料の作成を求めていく考えを示した。

　開会式の冒頭、廣田会長があいさつ。本年度の前期研に引き続き、１月５日・６日に予定していた後期研・ブロック研が中止となった中、「コロナ禍によって制限のある中だったが、この１年間は本協会の様々な活動に尽力をいただいた」と会員に謝意を示した。

　また、中央教育審議会初等中等教育分科会で答申が示された令和の日本型学校教育については、「全国高校長協会と連携を図りながら情報を収集し、共有したい」と強調した。

　１年単位の変形労働時間制については、全国に先駆けて昨年１２月に道議会で給特法改正条例が成立した経緯を説明し、「協会でも円滑な運営のため、支部長・ブロック長の校長の協力を得て意見を述べている」と報告。今後、副校長・教頭に負担がかからないような簡潔な支援ツールの作成や、すべての道立高校で同じ説明ができるような分かりやすい説明資料の作成を求めていく考えを示した。

　このほか、協会の令和３年度の活動方針についてもふれ、ＩＣＴの活用が課題となっている現状を踏まえ、重点目標の一部見直しを検討していることを報告。

　また、校長採用のための事前研修と昇任教頭のための事前研修は３月１３日に札幌南高校で開催を予定していることや、４年度文教施策に関する要望の作成に向けて現在、基礎資料となるアンケート調査を各学校に配布したことを確認した。

　続いて議事に移り、田尻勝敏副会長が議長を務め、第１４６回全国理事会研究協議会、今後の業務日程、事務局所管事項などについて報告した。

　このあと、３年度高校長協会活動方針案や事業計画案、行事予定等について協議した。

(関係団体 2021-02-01付)