オホーツク管内校長会 理事会等 校長自ら変化し続け オホーツク局の冨田指導監
(関係団体 2021-02-08付)

管内校長会理事会・評議員会合同研修会
柔軟に変化し続ける重要性などを説いた

 【網走発】オホーツク管内校長会(吉田昌広会長)は1月29日、北見市内の端野町公民館で令和2年度第3回理事会・第2回評議員会合同研修会を開いた。約40人が出席。オホーツク教育局の冨田直樹義務教育指導監が講話し、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、変化の激しい時代に対応するため、校長自らも変化し続ける重要性などを伝えた。

 はじめに、冨田義務教育指導監が「当面する管内教育の課題」と題して講話。

 新型コロナウイルス感染症対策の取組を通して、各学校の組織力が問われたり、これまでの当たり前を見直す必要が生じたりするなど、学校の状況が大きく変化したことを振り返った。

 学校訪問の中で校長から寄せられた「もう後戻りできないほど、学校の在り方が大きく変化するきっかけになったのでは」といった声を引用しながら、「先生方の役割の変化、学校自体の在り方の変化を踏まえて進んでいかなければならない。校長としての覚悟が問われるような時代になった」と話した。

 校長に求められるものとして「変化を先読みする」「変化を取り込んで動く」「組織に変化を生み出す」「柔軟に変化し続ける」の4つを挙げ、変化の激しい時代に対応するため、校長自らも変化し続ける重要性を伝えた。

 また、学校訪問で重点的に協議している①本年度の学校経営の重点②機動的な組織体制の確立③学校間、関係機関連携④学校独自の重点課題への対応⑤教職員の育成―の5点について説明。

 ①では、重点教育目標(育成を目指す資質・能力)について、教職員や保護者、地域住民などでチームを編成して設定したり、様々な機会を活用し年間を通して周知したりするなど全体で目標を共有し、ベクトルを合わせて組織的に取り組むよう求めた。

 次年度の学校経営方針の設定に向けては、過日まとめられた中央教育審議会答申「“令和の日本型学校教育”の構築を目指して~全ての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」を紹介し、答申を踏まえた学校経営の推進を呼びかけた。

(関係団体 2021-02-08付)

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