札幌市　２年度補正予算案　学校リニューアル１６・５億　教育の情報化推進に３.５億

（札幌市 2021-02-02付）

　札幌市は１日、１７日開会予定の令和３年第１回定例市議会に提出する２年度補正予算案を発表した。一般会計総額は２９４億５５３０万円。教育委員会関連は学校施設整備関連が多くを占め、山の手小学校など６校の学校改築費を含めた学校新増改築費に７億１３００万円、柏中学校など６校におけるリニューアル改修費として１６億５４００万円を積み上げた。ＧＩＧＡスクール構想を踏まえた教育の情報化推進費には３億５２００万円を措置した。

　学校施設整備関連をみると、学校新増改築費に７億１３００万円を充てた。山の手小をはじめ、新陽小学校、東山小学校、発寒南小学校、本町小学校、二十四軒小学校の学校改築、屯田南小学校の学校給食施設整備を行う。

　また、１６億５４００万円を積み上げたリニューアル改修では、柏中をはじめ、札苗中学校、拓北小学校、幌東小学校、平和通小学校、太平中学校の整備に取りかかる。

　教育の情報化推進費には、３億５２００万円を措置。４月から本格実施となる１人１台端末を活用した授業に向け、ネットワーク回線の増強に充てる。

　このほか、学校給食の単価が増えたことに伴い、扶助費の追加として学校保健費に３２００万円を充てた。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▼学校新増改築事業＝７億１３００万円

▽学校新増改築費＝６億３５００万円―新陽小、山の手小、東山小、発寒南小、本町小、二十四軒小

▽学校給食施設整備費＝７８００万円―屯田南小

▽学校施設改修＝１６億５４００万円―札苗中、拓北小、幌東小、平和通小、柏中、太平中のリニューアル改修

▼学校保健事業＝４億４３００万円

▽学校保健費＝４億１１００万円

▽学校給食扶助費追加＝３２００万円―学校給食費の単価増に伴う扶助費の追加

▼教育委員会管理事業＝３億５２００万円

▽教育の情報化推進費追加＝３億５２００万円―１人１台端末授業の本格実施に伴うネットワーク環境の増強など

▼生涯学習推進関係費＝４００万円

(札幌市 2021-02-02付)