上士幌町３年度予算案　骨格編成 デジタル教科書整備 萩ヶ丘７遺跡で発掘調査

（市町村 2021-02-09付）

　【帯広発】上士幌町は５日、令和３年度予算案を発表した。３月の町長選挙を控えた骨格編成で、一般会計は前年度当初比１１・８％減の８０億９２３７万円。うち、教育費は１・３％増の８億９４１４万円となった。

　新規事業をみると、中学校教科書改訂に伴う教師用指導書、教師用教科書、指導者用デジタル教科書を整備する。またスクールバスの更新と萩ヶ丘７遺跡の発掘調査を行う。

　継続事業では、認定こども園の幼児や小学校低学年児童担当のＡＬＴ（外国語指導助手）を配置し、子どもたちが異文化にふれる機会をつくる。また、町単独採用職員を上士幌小学校と上士幌中学校に配置し、少人数学級の実施や学校教育推進支援などに充てる。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽上士幌高校振興会助成＝５０００万円

　生徒通学助成、入学準備金支給、学力向上対策などを行い、高校の魅力化を推進する。

▽まなびの広場開設＝７４４万円

　長期休業期間中の大学生による自学自習のサポートやワークショップ等の実施によって、探究的な学びを身に付け家庭学習の定着を図る。

▽プログラミング教育推進＝２９９万円

▽異文化交流推進＝１１７９万円

　ＡＬＴと国際交流推進員を年少・年中に１人、年長・小学校低学年に１人配置。

▽小学校図書館図書整備＝２３万円

▽特別支援教育支援員設置＝１５２４万円

▽小学校教育充実＝４６２５万円

　学校教育推進員１人、専科担当教諭２人、ＩＣＴ推進担当教諭１人を配置。

▽総合的な学習推進＝７７万円

▽中学校図書館図書整備＝１３０万円

▽中学校教育充実＝１２５６万円

　特別支援教育担当教諭２人。

▽教師用指導書および教科書整備（新規）＝２３６万円

　中学校教科書改訂に伴う教師用指導書、教師用教科書、指導者用デジタル教科書を整備。

▽スクールバス更新（新規）＝２５７０万円

▽芸術鑑賞＝２０９万円

▽子どもの夢・未来応援＝１１６万円

▽コミュニティ・スクール＝８６０万円

▽かみしほろ学園推進＝１４３６万円

▽萩ヶ丘７遺跡発掘調査（新規）＝９８６万円

▽生涯学習フェスティバル＝５８６万円

▽スポーツ教室および講習会経費＝１９２万円

▽体育施設維持管理＝１０１４万円

▽スキー普及対策＝１３０万円

(市町村 2021-02-09付)