北広島市３年度予算案　骨格編成　小中一貫全国サミット開催　教育費は微増　１８億円

（市町村 2021-02-10付）

　北広島市は８日、令和３年度当初予算案を発表した。７月に市長選を控えた骨格編成で、一般会計は前年度当初比５・１％減の２６７億４９５９万円。教育費は０・９％増の１７億８８８９万円となった。

　小中一貫教育全国サミットが３年度に開催予定であることから、小中一貫教育推進事業費を増額。各校の研究を進めるための交付金とサミットの開催費用として、５０４万円を積み上げた。

　主な事業はつぎのとおり。

▼福祉・健康

▽子ども未来応援＝４１０万円

　生活が困難な世帯等を対象に、中学生の学習塾、習い事に要する費用の一部を助成（上限１ヵ月当たり５０００円）。

▽子ども医療費助成＝１億２９１１万円

　中学生までの子どもの医療費のうち、保険診療の自己負担額の一部を助成。

▼教育・文化

▽小中一貫教育推進＝５０４万円

　３年度に小中一貫教育全国サミットを市内で開催し、小中一貫教育の取組を全国に発信する。

▽英語検定等支援＝５０万円

　小・中学校の英語検定料の半額（上限４０００円）を助成。

▽学校ＩＣＴ環境整備＝１億１７１９万円

　中学校校務用パソコンの更新、ＧＩＧＡスクールサポーターによる巡回支援。

▽小学校施設非構造部材耐震化＝２６４万円

　西の里小学校と西部小学校における体育館吊り天井の耐震化工事。２年度繰越予算６５６２万円を措置。

▽大曲東小学校校舎大規模改造＝１３万円

　２年度繰越予算２億３２９６万円を措置。

▽旧島松駅逓所大規模改修＝１６９２万円

(市町村 2021-02-10付)