札幌でクライマクス・ギャラリー　躍動する生徒を紹介　道教委がセレモニー

（道・道教委 2021-03-17付）

小玉教育長（右）と田中賢介さん

　道教委は１６日、札幌駅前通地下広場でクライマクス・ギャラリーオープニングセレモニーを実施した。小玉俊宏教育長は、卒業する高校生アスリート、アーティストに応援の言葉を贈り、来場者に「躍動する生徒たちの姿を焼き付けてほしい」と期待。北海道日本ハムファイターズのスペシャルアドバイザーを務める田中賢介さんとテープカットを行った。札幌会場の展示は１９日まで。

　クライマクス・ギャラリーは、新型コロナウイルス感染症の影響で部活動の全国・全道大会が中止となり集大成の場を失った高校生とその家族や支援者のため、晴れ舞台を創出する「もうひとつのクライマクスプロジェクト」事業の一環。卒業生の部活動を写真や映像で紹介するもので、包括連携協定を締結するイオン北海道㈱などの協力のもと、道内５会場で開催する。

　札幌会場は１９日まで、札幌駅前通地下広場北１条イベントスペースで展示。運動・文化系部活動の様子や大会のパネル写真８０枚、道内出身のアスリート、アーティスト、芸能人からの応援メッセージ９点を展示しているほか、学校生活の写真や動画によるミュージックビデオを放映する。

　初日のオープニングセレモニーで小玉教育長は、努力の成果を発揮できないときがあったとしても、その努力や仲間と過ごした時間が決して無駄にならないと強調。達成感や挫折感、支えてくれた周囲への感謝の気持ちをもち、豊かな人生を送ることができるよう、卒業生に応援の言葉を贈った。来場者に向けては「躍動する生徒たちの姿を焼き付け、今後も精一杯エールを送ってほしい」と述べた。

　田中さんは「１年のつらさをバネにして、北海道から旅立ち、立派な大人になってほしい」と述べ、今後も子どもを支える取組を続けていく考えを示した。

　このあと、小玉教育長と田中さんがテープカットし、生徒たちの写真を見て回った。　

(道・道教委 2021-03-17付)