道教委　時間割振支援ツール作成　出退勤管理と連動　１年単位変形労働で　近く配布

（道・道教委 2021-03-17付）

　道教委は、１年単位の変形労働時間制にかかる勤務時間割り振り支援ツールを作成した。制度を活用する教育職員の勤務時間や新たな週休日を入力し、勤務時間の割り振りや割り振り簿の作成を支援するもの。３月下旬を目途に、道立学校出退勤管理システムとの連動版支援ツールを配布する。

　１年単位の変形労働時間制は、正規の勤務時間が平均して１週間当たり３８時間４５分、１日当たり７時間４５分となることなどを条件として、業務の繁閑に応じて勤務時間を配分することで、長期休業期間に休日のまとめ取りができる制度。

　ツールは、１年単位の変形労働時間制の導入に当たり、各学校における勤務時間の割り振りと割り振り簿の作成を支援するために作成したもの。

　表計算ソフトのエクセル形式のファイルに管理職等が対象期間における教職員の勤務時間や休憩時間を入力。長期休業期間に新たな週休日を設定する。３月下旬に配布予定の連動版では、支援ツールに入力した勤務時間、新たな週休日等を道立学校出退勤管理システムへ反映できる。

　勤務時間の設定では、連続勤務日は６日以内、１日の勤務時間の設定は７時間４５分以上９時間以下など、要領で定める制度活用条件のエラーチェック機能も有している。

　道教委は、道立学校、市町村教委にツールを送付し、実情に応じた活用を呼びかけている。３月下旬には、道立学校出退勤管理システムの更新プログラムの配布に併せ、システムとの連動版支援ツールの配布を予定している。

(道・道教委 2021-03-17付)