特セン３年度新規　ＩＣＴ活用研修　指導の在り方、教材など　１０月に広島大院准教授講義

（道・道教委 2021-03-23付）

　道立特別支援教育センターは令和３年度、「特別支援教育ＩＣＴ活用研修講座」を新規開設する。事前にセンター職員による講義を配信。１０月の本研修で広島大学大学院人間社会科学研究科の氏間和仁准教授による基調講義のほか、ＩＣＴを活用した授業の展開に向けて実践的な演習を行う。

　特別な教育的支援を必要とする児童生徒にＩＣＴを活用した適切な指導・支援を行う上で、必要な知識・技能を身に付けることが目的。

　校内でＩＣＴ活用を推進または実践している特別指導学校教員が対象。定員はセンターでの集合研修に３０人、ウェブ会議システムを用いる遠隔研修に３０人を予定している。

　事前に、センター職員による講義「学習指導要領を踏まえた特別支援教育におけるＩＣＴ活用」を配信。学習指導要領におけるＩＣＴ活用に関する位置付けや、障がい種別のＩＣＴ活用の基本的な考え方などを学ぶ。

　１０月２１日の本研修では、小・中学部と高等部の特別支援学校教員が、ＩＣＴを活用した指導の実際について講義する。

　広島大大学院の氏間准教授が基調講義を行い、児童生徒の実態に基づいたＩＣＴ活用の在り方について理解を深め、具体的な指導内容の設定や効果的な指導の在り方に関して学ぶ。

　このあと、ＩＣＴを活用した授業の実践に向けて、教材の作成に関する知識・技能を身に付けるための演習を行う。

　また、各校で活用しているＩＣＴ活用教材を持ち寄り、授業実践について交流する予定。

(道・道教委 2021-03-23付)