宗谷局　２年度教育実践表彰　２団体１個人に栄誉

（道・道教委 2021-03-24付）

　【稚内発】宗谷教育局は、令和２年度管内実践表彰の受賞者を決定した。団体表彰では、幌延町立幌延小学校、NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク、個人表彰で稚内市立稚内南小学校の吉岡利顕教諭が晴れの栄誉に輝いた。２２日に団体部門の表彰式を行い、サロベツ・エコ・ネットワーク、幌延小学校の各代表者に田中賢一局長が表彰状を手渡した。あす２５日には、吉岡教諭への表彰式を行う。功績概要はつぎのとおり。＝敬称略＝

【団体表彰】

▼幌延町立幌延小学校（吉﨑健一校長）

　「主体的に学ぶことができる子どもの育成～プログラミング教育を通して」を研究主題に設定し、教育課程および年間指導計画を精査した上で、計画的に各教科等の学びを確実なものとする教育実践を行っている。

　プログラミング教育事業の取組として、全道成果交流会への参加、公開授業の実施、遠隔研修を通した管内学校への成果の普及に努めるなど、新学習指導要領に則したプログラミング教育推進を図っている。

▼NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク（吉村穰滋代表理事）

　豊かで美しいサロベツ湿原の環境保全活動、稚咲内砂丘林の再生、海岸清掃など地域協働活動を展開。教育活動として、放課後子供教室へのプログラム提供、豊富町郷土資料室の資料整理など社会教育にかかる支援のほか、豊富町内小・中学校における遠足、町探検、環境学習においてサロベツ湿原のガイドや環境教育の講師派遣などの学校支援、様々な教育活動を通して、地域づくりに大きく貢献している。

【個人表彰】

▼吉岡利顕（稚内市稚内南小教諭）

　平成２５年に道道徳教育推進委員を務め、道道徳教育Webプログラム作成のため先進校のある埼玉県を視察し、きまり（学習規律・生活規律プログラム）の作成に携わった。

　平成３０年には、『北海道版道徳教材“きたものがたり”活用事例集』の作成に携わった。道徳教育の実践を積み、道徳教育推進教諭として、管内の道徳教育の推進役としてその役割を果たした。

　教務部長として、児童の基礎的な学力の向上に向けて、他分掌と連携を図り、教育課程の改善・充実を図るとともに、人材育成の視点で若手教員の授業力向上に向けた働きかけを行うなど、学校課題の解決に大きな役割を果たしている。

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(道・道教委 2021-03-24付)