ＩＣＴ等で学習支援を　道教委が教職員研修資料発行

（道・道教委 2021-03-29付）

　道教委は、ＩＣＴ等を活用した不登校の児童生徒への「学びを止めない」「心を近づける」学習支援実践事例（教職員研修資料）を発行した。

　令和元年度調査結果によると、本道の不登校児童生徒数１０００人当たり、小学校８・３人、中学校４５・８、高校９・１人で、７年連続で増加している。

　道教委は、不登校となった場合でも児童生徒の教育機会を確保し、学習意欲の維持・向上等に向け、教職員が一体となった支援が必要であることから、ＩＣＴ等を活用した学習支援を進めるよう呼びかけている。

　今回の資料は、教職員研修資料として作成。学習支援の事例として、小学校２校、中学校４校、高校１校の計７ケースを紹介。ウェブ会議システムＺｏｏｍでの交流や授業配信、タブレット端末を付与し、オンライン学習の実施方法、Ｇｏｏｇｌｅ　Ｍｅｅｔを活用した授業配信の取組などを取り上げている。

　また、道外では福岡市の事例も掲載している。

　ほかにも、自宅におけるＩＣＴ等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとすることについて記載している。

(道・道教委 2021-03-29付)