日高管内教育実践表彰受賞者 5者に栄誉 特別賞12者(道・道教委 2021-03-26付)
日高高
【浦河発】日高教育局は2月中旬から3月上旬にかけて、令和2年度管内教育実践表彰の表彰式を執り行った。優れた教育実践に取り組んだ日高高校や平取町立振内小学校など4団体1個人のほか、特別賞として3団体9個人が受賞した。表彰式は各学校や団体の所在する地域などで行い、小原直哉局長が代表者へ表彰状を手渡し功績をたたえた。教育実践表彰を受賞した㈱手塚組の表彰式で小原局長は「継続した活動が子どもたちの将来にもつながっている」と地域資源を活用した積極的な教育支援に敬意を表した。受賞者の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=
◆実践表彰
▼日高高校(谷尊仁校長)
~日高町産業学習を取り入れた教育課程の編成
地域社会に開かれた教育課程の編成を実践し、継続的に地域と一丸となって、人づくり・地域づくりに大きな成果を上げている。
▼平取町立振内小学校(水上義則校長)~ふるさと教育
道ふるさと教育・観光教育等推進事業の実践校および協力校として、総合的な学習の時間において、地域の関係団体と連携したアイヌ文化学習に取り組み、地域に貢献する人材の育成に大きな成果を上げている。
▼えりも町立東洋小学校(中田実千代校長)~学校教育
1日防災地域学校、地引き網体験会、海浜学習など地域との連携を図り、小規模校のよさを生かした取組で、児童に自信をもたせ、積極的に行動する力や他者を思い協働して生きる力を育み、地域に貢献する人材の育成に大きな成果を上げている。
▼㈱手塚組(手塚純一代表取締役社長)~社会教育活動の振興に寄与する継続的な活動
町内の児童、保護者を対象として、浦河町優駿の里公園で緑の学校を開催し、木育推進や地域の魅力にふれて郷土理解を深めるなど、地域の将来を担う子どもたちに対し、身近な地域の教育資源を積極的に活用した取組を継続的に行い、社会教育活動の充実に大きな成果を上げている。
▼伊藤友彦(静内高教諭)~理科「地学基礎」における授業改善の取組およびICTを活用した教育活動
平成30年度の文部科学省・道教委指定事業SCRUM推進事業道南圏域研究大会における「科学と人間生活」および「地学基礎」の公開授業や、令和2年度の未来を切り拓く資質・能力を育む推進事業における授業改善セミナーの教科指導スペシャリストとしての提言など、勤務校のみならず道南圏域の高校の授業改善の推進に大きく貢献し、教科の専門性を生かして理科教育、防災教育の発展に大きな成果を上げている。
◆特別賞
▼JBC日高ブレイブ
2020ジュニアチャンピオンズリーグ優勝
▼日高リトルシニア
第47回秋季全道大会新人戦兼第37回麻生自動車学校杯優勝
▼静内高校馬術部
道高校馬術連盟会長杯団体戦優勝
▼村下巧(浦河町荻伏中2年)
2年度道中学校体育大会第51回道中学校スケート大会1500㍍・3000㍍優勝
▼大池崚馬(浦河町浦河第二中3年)
第40回道乗馬スポーツ少年団交流馬術大会道乗馬少年団選手権競技第7競技小障害A競技高さ100㌢幅120㌢以内優勝
▼桑島響喜(浦河町浦河第二中1年)
第40回道乗馬スポーツ少年団交流馬術大会第6競技チャレンジ80障害飛越競技優勝
▼浦川迅(浦河町浦河第一中2年)
2年度道中学校体育大会第51回道中学校スケート大会500㍍第3位
▼鈴木ひかり(静内高2年)
第54回全道高校書道展・研究大会道高校文化連盟賞(最高賞)
▼湊真帆(静内高3年)
第29回国際高校生選抜書展(書の甲子園)優秀賞
▼中山菜摘(静内高3年)
第29回国際高校生選抜書展(書の甲子園)優秀賞
▼宮内勇樹(浦河高3年)
第40回道乗馬スポーツ少年団交流馬術大会道乗馬少年団選手権競技第7競技小障害A競技高さ100㌢幅120㌢以内準優勝、第41回日本乗馬少年団連盟馬術選手権大会準優勝
▼田村楓(浦河高2年)
第67回写真道展第4部「学生の部」優秀賞
この記事の他の写真
平取町立振内小
えりも町立東洋小
手塚組
伊藤友彦教諭
(道・道教委 2021-03-26付)
その他の記事( 道・道教委)
オホーツク局 学校における働き方改革 印刷時間短縮で事務負担軽減 複数の送付文書を一括データ化
【網走発】オホーツク教育局は、学校における働き方改革に向けた独自の取組として、複数の添付ファイルからなる学校あて送付文書を一括で印刷できるようPDF化を進めている。添付ファイルを一つ一つ開...(2021-03-29) 全て読む
道教委 T―base開設式 地元で夢実現 加速を 小玉教育長ら遠隔授業に期待
道教委は25日、有朋高校で道高校遠隔授業配信センター(T―base)開設式を挙行した。小玉俊宏教育長、センター長を務める有朋高の元紺谷尊広校長ら関係者が出席して正門表札を除幕し、門出を祝し...(2021-03-29) 全て読む
ICT等で学習支援を 道教委が教職員研修資料発行
道教委は、ICT等を活用した不登校の児童生徒への「学びを止めない」「心を近づける」学習支援実践事例(教職員研修資料)を発行した。 令和元年度調査結果によると、本道の不登校児童生徒数10...(2021-03-29) 全て読む
「みらいIT人財」育成で協定 地域課題解決へ取組支援 道も参画 取組を強化・拡充
道、札幌市、北海道大学、㈱ニトリホールディングスの4者は25日、北海道大学で「みらいIT人財」の育成に向けた連携協定の締結式を執り行った。平成31年から札幌市など3者で行われてきた取組に道...(2021-03-29) 全て読む
道教委 4施設の利用者満足度調査 全施設で目標値を達成 埋蔵文化財センター97.1%
道教委は、指定管理者制度を導入している北方民族博物館、文学館、釧路芸術館、埋蔵文化財センターの令和2年度利用者満足度調査結果をまとめた。総合的な感想で「満足」「やや満足」と回答した割合は、...(2021-03-26) 全て読む
4月1日付で岩永氏就任へ網走市教委
【網走発】網走市教委の新教育長に、4月1日付で岩永雅浩(いわなが・まさひろ)氏が就任する。22日の市議会第1回定例会で同意を得た。任期は、現教育長の残任期間となる令和4年3月31日まで。 ...(2021-03-25) 全て読む
宗谷局 2年度教育実践表彰 2団体1個人に栄誉
【稚内発】宗谷教育局は、令和2年度管内実践表彰の受賞者を決定した。団体表彰では、幌延町立幌延小学校、NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク、個人表彰で稚内市立稚内南小学校の吉岡利顕教諭が晴...(2021-03-24) 全て読む
働き方改革 課題意識を 道教委が手引 特別支援学校編
道教委は、『北海道の学校における働き方改革手引(Road)』特別支援学校編を作成した。教職員の課題意識を高め、学校全体で業務改善を進める函館養護学校の実践事例や、校長の果たすべき役割を記載...(2021-03-24) 全て読む
全定合わせ6221人 道教委 公立高入選2次募集
道教委は22日、令和3年度公立高校入学者選抜における第2次募集の人員状況を発表した。 全日制と定時制合わせて199校が6221人を募集する。内訳は、全日制が161校233学科4998人...(2021-03-24) 全て読む
石狩局 いじめ・不登校等3年度対策 “未然防止”を重点に SOSの出し方など
石狩教育局は、いじめ・不登校等の諸課題への対策を講じるHeart to Heartプロジェクトの取組内容をまとめた。令和3年度の重点は「いじめ・不登校・ネットトラブルの問題の未然防止~自他...(2021-03-23) 全て読む