石狩局　いじめ・不登校等３年度対策　“未然防止”を重点に　ＳＯＳの出し方など

（道・道教委 2021-03-23付）

　石狩教育局は、いじめ・不登校等の諸課題への対策を講じるＨｅａｒｔ　ｔｏ　Ｈｅａｒｔプロジェクトの取組内容をまとめた。令和３年度の重点は「いじめ・不登校・ネットトラブルの問題の未然防止～自他の命を大切にする教育の充実」。学校や教育局等で、ＳＯＳの出し方に関する教育に取り組むことなどを示した。

　管内地域いじめ問題等対策連絡協議会設置要綱に基づき、いじめ・不登校等の諸課題の対策を講じることが目的。例年、取組の成果や課題に合わせて内容を改訂して取り組んでいる。書面開催した第２回管内地域いじめ問題等対策連絡協議会の意見集約を経て策定した。

　３年度の重点は「いじめ・不登校・ネットトラブルの問題の未然防止～自他の命を大切にする教育の充実」。

　推進の視点として、「“道いじめ防止基本方針”に基づく組織的な取組の見直し・改善」「不登校児童生徒への対応の充実」「情報モラルに関する指導の充実」を挙げた。

　取組の変更点は３点。学校の取組、全学年におけるＳＯＳの出し方に関する教育の実施や全教育活動を通じた道徳教育の充実など、自他の命を大切にする教育活動の充実を追加した。

　家庭・関係機関では、家庭における児童生徒の見守りの強化、地域の見守り体制の構築および強化を加え。家庭における児童生徒の悩みや変化の把握および学校や相談窓口への積極的な相談、関係機関による集中的な見守り活動などを実施する。

　教育局においては、ＳＯＳの出し方に関する教育にかかる情報提供を通した支援を行うことを追記した。

(道・道教委 2021-03-23付)