道内から２活動選出　早寝早起き朝ごはん　文科大臣表彰

（国 2021-03-26付）

　文部科学省は、優れた早寝早起き朝ごはん運動の推進にかかる令和２年度文部科学大臣表彰の受賞活動を決定した。道内からは、木古内町教委の「木古内町児童・生徒通学合宿」、壮瞥町教委の「壮瞥町“親力”つむぎ事業～壮瞥まんきつDAY」が選ばれた。

　子どもの健やかな成長のためには適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠など基本的な生活習慣が大切であることに鑑み、その定着に向けた取組の一層の推進を図ることを目的として隔年で実施している。

２年度は、都道府県などから推薦のあった６２活動を決定。受賞した「木古内町児童・生徒通学合宿」は、部活動、少年団活動や通塾など日常の生活リズムを確保しながら、家庭学習、読書習慣、規則正しい生活習慣を身に付ける体験を提供。町内の栄養教諭と連携した食事指導や献立づくり、バランスのよい食事をとることの大切さを食育講話、近隣住民の自宅で入浴させてもらう「もらい風呂」など、地域住民との交流を深め、マナーを学ぶ機会を提供している。

　「壮瞥町“親力”つむぎ事業～壮瞥まんきつDAY」は、良好な親子関係の構築を目指し、乳幼児期から親子参加型の事業を展開。元年度は、寺での座禅体験、裏山散策、電子メディアとのかかわり方に関する保護者向けの講演を行うなど、地域資源を有効活用した活動を実施。地域における家庭の教育力の向上、子どもの望ましい生活習慣の定着を図っている。

(国 2021-03-26付)