優秀校に附属札幌小など　子の読書活動　文科大臣表彰

（国 2021-04-02付）

　文部科学省は、令和３年度文部科学大臣表彰（子供の読書活動優秀実践校等）の受賞校・受賞図書館・受賞団体を決定した。本道から、優秀実践校として道教育大学附属札幌小学校、恵庭市立恵み野小学校、紋別市立南丘小学校の３校が受賞。優秀実践図書館に伊達市立図書館と松前町立図書館、優秀実践団体に読み聞かせの会「絵本のとびら」（日高町）など２団体が栄誉に輝いた。

　表彰は平成１４年度から開始。読書活動の一層の推進に資するため、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める優れた実践を行っている学校・図書館・団体（個人）を文部科学大臣が表彰するもの。

　３年度は、優秀実践校１３２校、優秀実践図書館４３館、優秀実践団体・個人５２団体・個人を表彰した。

　優秀実践校を受賞した道教育大附属札幌小は、学校図書館をパソコンルームと共通のスペースに配置し、多目的な情報活用スペースとして活用。

　恵み野小は、司書教諭、図書担当教諭、学校司書を配置し、学校図書館を終日開館することで、児童と教職員がいつでも学校図書館を利用できる環境整備を進め、教科、総合的な学習の時間での図書館活用を積極的に行っている。

　南丘小は、学校図書館の管理システムを導入して台帳を電子化。蔵書や利用の実態を数値で把握するほか、市立図書館所属の巡回司書と連携した読書活動の推進や、各教科等での学校図書館の活用など図書館が「学習・情報センター」としての機能をより発揮できるよう取組を進めている。

　優秀実践図書館には、伊達市立図書館、松前町立図書館の２館が受賞。優秀実践団体には、読み聞かせの会「絵本のとびら」（日高町）、絵本の会はらっぱ（足寄町）の２団体が選ばれた。

　表彰式は２３日午後１時から国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホールなどで執り行い、被表彰校等を代表して学校１校、図書館１館、１団体（個人）の表彰を行う。その他の被表彰者については、式典後に表彰状の授与式を行う。

(国 2021-04-02付)