札幌市教委　雪かきチョボラ　学校賞　篠路小など　プロスポネット賞は３校

（札幌市 2021-04-02付）

　札幌市教委は、令和２年度雪かきチョボラ・雪遊びチャレンジの結果をまとめた。取組の到達率が高かった学校の取組をたたえるもの。学校賞には、篠路小学校、藻岩北小学校、福移小中学校、信濃中学校の４校を選定。プロスポネット賞には、札苗北中学校の野球部・サッカー部など３校のグループが選ばれた。

　札幌市教委は、平成２５年度から市建設局雪対策室と連携して「雪かき汗かきチャレンジ」を実施。自宅周辺や高齢者の住宅、公共性の高い場所等を除雪する活動を通して、屋外で運動する機会が減少する冬期間に体を動かすことで、児童生徒が雪に親しむよう促すとともに、公共のために役立つ活動に主体的に取り組むことへの意識付けを図ることをねらっている。

　元年度からは事業の名称を「雪かきチョボラ・雪遊びチャレンジ」に変更。学年ごとに設けられたチャレンジ時間以上の雪かきを期間内に１０回以上行うことで、ゴール達成者として認定される。

　札幌市と市内に拠点を置く４つのプロスポーツチーム（北海道日本ハムファイターズ、北海道コンサドーレ札幌、レバンガ北海道、エスポラーダ北海道）が連携・協力。スポーツを通じたまちづくりを進めていくために設立したプロスポネットＳＡＰＰＯＲＯの協力を得て実施している。

　２年度の雪かきチョボラでは、市内小学校（４～６年生）、中学校、中等教育学校、高校のうち、３４４１人が目標に到達した。

　小学１～３年生を対象とした雪遊びチャレンジでは、１万２５６４人が雪遊びやスキー、スケート、雪かきなど、外で雪に親しむ活動を展開。期間内に２０分間の活動を１０回行った子どもを、ゴール到達者として認定した。

　到達率が高かった篠路小、藻岩北小、福移小中、信濃中の４校は学校賞を受賞。有志でボランティア除雪を行った１０グループ２６０人のうち、札苗北中の野球部・サッカー部、前田中学校のソフトテニス部、市立札幌新川高校の野球部はプロスポネットＳＡＰＰＯＲＯ賞に選ばれた。

　今後、各受賞校で表彰式を挙行。学校賞受賞校には、賞状とプロスポーツチームのサイン入りスコップを贈呈し、プロスポネット賞受賞校には、感謝状とサイン入り色紙が贈られる。

(札幌市 2021-04-02付)