札幌開成中等　生徒作成　スポーツ局にマスク贈呈　ウクライナ選手の活躍願い

（札幌市 2021-04-02付）

選手の活躍を祈願し、中田局長にマスクを贈呈する生徒

　市立札幌開成中等教育学校ボランティア局の３～５年生（当時）３７人は、ウクライナ男子ゴールボールチームのパラリンピックでの活躍を願い、９７枚のオリジナルマスクを作成した。市スポーツ局は３月２４日、同校でマスクの贈呈式を挙行。中田雅幸局長は生徒の応援の気持ちが込められたマスクを受け取り、「気持ちとともにウクライナへ届ける」と述べた。

　チームはこれまで、同校を訪問し、ウクライナに関する講義やゴールボール体験を実施するなど、様々な交流を重ねてきた。

　昨年１２月には、ボランティア局と吹奏楽部の生徒がチームへの応援ビデオレターを作成。ウクライナ語で訪問時の感謝を伝えたほか、演奏を通して選手へエールを送った。

　後日、チームから感謝の言葉や再会への期待を込めたビデオレターも送られており、コロナ禍においても交流を継続している。

　また、市はウクライナの共生ホストタウンとなっており、東京２０２０パラリンピックの大会前に、チームの合宿を受け入れることとしている。

　生徒はチームのパラリンピックでの活躍を願い、１２月下旬にオリジナルマスクの作成を計画し、校内でデザインを募集。寄せられた１０種類のデザインを活用し、９７枚のオリジナルマスクを作成した。

　市は同校の取組を踏まえ、贈呈式を実施。生徒は制作過程を説明し、スポーツ局の中田局長にマスクを贈呈した。

　中田局長は「一つ一つ気持ちを込めて作成したことを聞いて、感動した。皆さんの気持ちとともにウクライナに届けたい。選手の皆さんの健康を守る力となってくれると思う」と述べた。

(札幌市 2021-04-02付)