オールオホーツクで学力向上を！　ロードマップ一部修正　オホーツク局など３者

（道・道教委 2021-04-02付）

　【網走発】オホーツク教育局、オホーツク管内教育委員会協議会教育長部会、オホーツク管内校長会の３者は、管内学力向上支援事業「オールオホーツクで学力向上を！」の実施要項を改訂した。ロードマップに位置付ける３つの取組の重点のうち、「授業改善に向けた取組」の具体的取組内容例を、道教委が『教育課程編成の手引』で示した５つの視点に基づき整理。１人１台端末の効果的な活用についても盛り込んだ。また、これまでロードマップに位置付けていたほっかいどうチャレンジテストの活用欄については、一定の成果が表れたとして削除し、具体的取組内容例に加えることとした。

　事業は、全国学力・学習状況調査において、オホーツク管内の結果が全国平均を下回る状況を受け、管内すべての小・中学校、義務教育学校が主体的に授業改善を図ることを目的に、３者で平成２８年度から実施している。①重点化を図った組織的・計画的な授業改善②ほっかいどうチャレンジテストの効果的な活用―の２点が柱。

　各学校は、「学習環境の充実」「授業改善に向けた取組」「家庭との連携」の３つの重点について、具体的取組内容や目標指標をロードマップに記入し、それに基づいて授業改善を推進している。

　教育局は、学校教育指導などで進ちょく状況や改善の方向性などを協議し、各学校でロードマップを活用した組織的な取組や検証改善サイクルの充実が図られるよう支援している。

　令和３年度は、３月上旬に開催した検証協議会での意見などを踏まえ、重点にかかる具体的取組内容例や、ロードマップの内容を整理した。

　３つの重点のうち、「授業改善に向けた取組」の具体的取組内容例について、道教委が『教育課程編成の手引』で授業づくりの基本として示した５つの視点に基づき、「本時のねらいに対応した学習活動の位置づけ」「１単位時間で完結できる導入・展開・終末の時間配分」などと文言を整理した。そのほか、「１人１台端末の効果的な活用」についても盛り込んだ。

　ロードマップについては、これまで位置付けていた「チャレンジテストの活用」欄を、各学校で分析等に生かされるなど一定の成果が表れたとして削除。各学校における検証方法の一つとして、具体的取組内容例に位置付ける。

(道・道教委 2021-04-02付)