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道教委　４年度教員採用候補者選考　電子申請による願書受付対応　ＩＣＴ関係有資格者に加点
（道・道教委 2021-04-02付）

　道教委は、令和４年度道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の実施要領をまとめた。道への採用希望者に対する選考検査について変更した。新たに電子申請による願書受付に対応。全受検区分でＩＣＴ活用指導力の資格取得者、小学校と特別支援学校小学部の区分で理科・数学免許保有者への加点措置を講じる。特別支援学校高等部の美術科目は廃止。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、体育の実技検査は中止する。

　道への採用希望者に対する選考検査の主な変更内容をみると、採用学部区分に特別支援学校教諭幼稚部を追加する。受検資格は幼稚園教諭、特別支援学校（盲学校、聾学校、養護学校）教諭、小学校教諭の普通免許状取得者。特別支援学校教諭小学部の区分で受検して採用候補者名簿に登録後、希望者から採用となる。

　受検教科（科目）では、高校で工業（工業化学）・福祉、特別支援学校高等部で福祉をそれぞれ追加する。道内の配置状況を勘案し、当面の間、採用が見込まれないことから、特別支援学校高等部の美術部は廃止する。

　第１次検査における新たな加点措置として、小学校教諭・特別支援学校教諭小学部における中学校・高校の理科・数学免許取得者に１０点を加点する。

　また、全受検区分でＩＣＴ活用指導力に関する資格取得者に１０点を加点。対象は、情報処理推進機構による情報処理技術者試験・基本情報技術者試験合格者または同機構が認定する同等以上の資格取得者となっている。

　障がい者特別選考における受検資格を「身体」から「身体・知的・精神」に拡大。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、第２次検査における保健体育の実技検査を中止する。

　このほか、提出する願書において、これまでの賞罰の有無以外に「処分理由等」を追加することとした。

　願書受付期間は２１日から５月１４日まで。従来の持参、郵送のほか、道電子自治体共同システムによる電子申請を開始する。郵送は５月１４日消印有効、電子申請は同日午後５時受信有効。電子申請は、道教委教職員課ホームページから接続し、シートに必要情報を入力して送信する。

　受検票は６月１７日までに交付する。

　なお、第１次検査は６月２７日、札幌北高校、札幌東高校、札幌月寒高校、市立札幌開成中等教育学校、函館工業高校、岩見沢農業高校、旭川南高校、釧路工業高校、東京都内大学の９会場で実施予定。検査内容は、教養検査（一般・教職）、専門検査（Ｉ・Ⅱ）。

　第２次検査は、８月２８・２９日、札幌北高、大麻高校、市立札幌平岸高校、札幌市立平岸高台小学校、函館中部高校、岩見沢農業高、旭川永嶺高校、釧路湖陵高校の８会場で、適性検査、教科等指導法検査、リスニング検査、面接検査、実技検査を行う予定。

　期限付特別選考の出願者、期限付特別選考と他の選考区分の併願者、他の選考区分で登録とならなかった人のみ受検する第３次検査（期限付特別検査）は、１１月２７日に行う。