家庭教育サポート企業等制度　浦河の手塚組と協定　日高局　協力企業１３７社に

（道・道教委 2021-04-01付）

小原局長（右）と手塚社長

　【浦河発】日高教育局は３月上旬、浦河町内の建設企業・㈱手塚組（手塚純一社長）と道家庭教育サポート企業等制度に関する協定を締結した。手塚社長は、地域の自然環境や防災、郷土を学ぶ活動を通し、将来、持続可能な地域づくりの視野に立った教育活動の支援に取り組む意向を示した。今回の協定締結で、日高管内での協力企業は１３７社となった。

　手塚組は、地域の子どもたちに向けて、桜の植樹を通して環境について学ぶ「緑の学校」を主催するほか、地元の小学校で防災学習や郷土学習、国語の教科書と連動したアーチ橋づくりなどの出前授業を実施し、積極的な社会教育活動に取り組んでいる。

　また、地元の浦河高校のインターンシップ受け入れにも協力するなど、人材育成に力を注いている。

　手塚組で執り行われた協定締結式には、浦河町教委の浅野浩嗣教育長も出席。小原直哉局長と手塚社長が協定書に署名した。

　小原局長は「これまでの地域に根差した教育活動は素晴らしいもの」と述べ、今後の支援に期待を寄せた。

　手塚社長は「子どもたちが地元に残って働きたいと思える環境づくりに貢献したい」と応じていた。

(道・道教委 2021-04-01付)